9月19日(日)  上佐波賀(晴れ)  中潮

 行き先がなかなか定まらず、結局どこにも予約を入れられず1ヶ月ぶりの釣行となった。前回に引き続き上佐波賀に行くことにした。2時半に自宅を出発し、3軒の釣具店をまわって、団子、サナギ、丸貝、シラサ1杯、氷を購入、4200円。しかし、丸貝は大きいし、シラサは細かい。苦労した割には餌は好みに合わなかった。仕方なし。上佐波賀には4時半に到着。5時過ぎに船頭さんがやってきて、筏の選択だ。当日釣り人は10名ほどだったが、私以外みなさん予約されていた。「1、3、14〜18、24・・・あれあま、それらしき筏は全部予約済みか〜。」実は釣友のF氏からの情報で、今日は空いていたら24番にしようと思っていたのだが、空いてなかった。「うーーん、人の多い時は端っこ。前日もあまり釣れず、ボウズの人が多かったらしい。予約されていない筏で、昨日釣れたのもなさそうだ。」岸よりの列の一番端の25番にした。

 5時半過ぎより釣りを開始。まずは丸貝、そしてサナギを落とし込んでみる。反応なし。続いてシラサ。チャリコが釣れた。即リリース。団子投入。シラサでやるとチャリコのオンパレード。相当いそうだ。サナギを中心に釣りをするが反応はない。そうこうしているうちに、時間は経過した。どこも釣れてなさそうだった。9時頃24番で釣られた。「最悪の条件ではなさそうだ。チヌはいれば口を使うはず。」なんとなく釣れそうな気もする。24番ではその後11時頃までに3枚追加された。合計4枚。一方、私の竿を曲げたのは、ヒトデ2匹と牡蠣ロープ2本(合計6メートルくらいか)だった。

 その後も根気よく打ち返しを続けた。「前回は昼頃寄ってきた。24番にいるなら、きっと寄ってくるはず。」そう信じて釣った。しかし、状況に変化はない。暑さも加わり、戦意が低下し、とうとう14時しばしの仮眠に入ってしまった。15分ほど寝た。起きてすぐシラサを落とし込んでみる。チャリコ2連発。「やっぱり、同じか〜。」時刻は14時半をまわった。小さめの団子で手返しを早くすることに努めてきたが、もう時間的に限界だった。「俺の餌はここだーーー!」拳より大きい団子5連発!集中砲火だ。14時50分、釣れたのはまたもや24番の釣り人だった。「本命筏は釣れて、それ以外はダメ。あまりにも当たり前すぎる。」別にうらやましいとか、悔しいとは思わなかったが、このままでは来た意味がないように思った。チヌはいると思っていろいろやってみようと、改めて思った。3時10分、サナギハリス団子を基本にしていたが、小さいアタリしかでないので(餌は無傷)、なんとなくサナギを落とし込んでみようと思った。着底後すぐ、極小アタリ。とても食い込みアタリには見えなかったが、アタリに飢えていたのであわせた。「かかったーーー!ぎょえーーー。なんでやー。絶対ばらさへんぞ。」必死。タモ入れ直前にもう一度もぐられ、ひやっとしたが無事すくった。口の皮1枚だった。うれしいというより、執念の1枚だと思った。その後も追加しようと集中してやったが、追加したのはやはり24番の釣り人で、私の方はアタリらしいアタリもなく17時納竿となった。やれることはやったが、今から思うと小さいアタリの時は、チヌだと信じてもう少し待ってみるべきだった。また、サナギを動かしてもっと誘うべきだったと思う。当日、チヌの食いが渋いのは確かだったのだから。

 結局、当日は真ん中の列はほとんど全滅だったと思う。釣ったのは1番の釣り人が40p前後を4枚、24番の釣り人が45pオーバー2枚を含む6枚だった。45pを超えるとさすがに迫力がある。筏から上がるとがじろうさんが船着き場で、お手軽セットでウキ釣りをしながら待っていてくれた。なんとなく、がじろうさんの姿に郷愁を感じた。もし、私が海辺に育ったなら、あんなことをやっただろうなと思った。いや、もしかしたら夏や秋の夕方、涼みながら釣り糸をたれる、そんな精神的な余裕のある生活がしたいという思いをみたのかもしれない。がじろうさんといろいろ話した。次回は好調の宮津田井に行こうかと思っていたが、「数釣りは10枚も釣ると飽きる。」というがじろうさんの言葉にうなずけるものがあった。一発大物。私の釣りの基本を忘れていた。でも、どこに行ったらよいのだろう?24番・・・、ボウズをくらいそうだ。しばらく、行っていないので大丹生も気になる。うーーーん。まあ、釣行直前にひらめいた場所にしよう。

釣果:1枚(37p)