12月30日(木)   長浜(曇り)   大潮

 29日の午後4時半過ぎ自宅を出発した。今日は舞鶴でお泊まりである。なんか遠足に行くような気分だ。5時半頃、黒鯛釣具店に到着。「あれ〜、閉まっている・・・」諦めて先に車を走らせた。「団子どうしよ・・・。他の釣具店の団子は水混ぜなあかんしな〜。寒い。うーーーん、困ったな。店電気ついてたけどな・・・。」5分ほど走ったところで電話してみた。つながった。事情を話すと快く店を開けてくれるそうだ。「ラッキー。感謝。」ひきかえして団子の小と丸貝を購入。さらに高橋釣具店でオキアミ、シラサ半杯、サナギ、トシさんにボケ20匹を頼んでいたので合計4000円。餌はすべてそろった。一路舞鶴に向かった。ホテルには7時頃到着。すでに佐藤さん、トシさんは来られていた。しばらくして、がじろうさんも来られて4人で居酒屋「卑弥呼」に行った。舞鶴には年間30回ほど来るが、街は初めてであった。店の中は驚くほど人がいっぱいおられた。そこで、釣り談義をしながら楽しく飲んだ。料理もおいしかった。まだまだ、いたかったが舞鶴市民の夜は早いらしく、9時頃になると店には客がいなくなってしまった。それでも、10時過ぎ頃まで、4人で飲んでいたが明日もあるので、お開きにした。いったんホテルに帰ったあと、今度はトシさんと二人でスナック「まんさく」に行った。「卑弥呼」と「まんさく」は名前が逆のような気がしたけど、そんなことは慣れの問題かもしれない。ホテルに再び戻ってきたのは12時を過ぎた頃だった。雪が降っており明日が心配だったが風呂に入って就寝した。

 翌朝6時過ぎにホテルを出発した。少し雨が降っていたが、風もない。道路の雪も解けていた。岡本渡船に到着した。4人でじゃんけんして勝った順に1番から乗ることにした。私は1号カセになった。がじろうさんは1号がねらい目だと言われていたが、私は3号で2回連続よい思いをしていたので、3号が気になっていた。7時前より釣りを開始した。小団子を5個投入し、仕掛けをつくりサナギハリス団子投入。さすがに3連続朝一ボッコーンはなかった。オキアミ、ボケを落とし込むとすぐに外道にやられる。水温は下がっているが、まだまだ外道(チャリコ、フグ、アジ、カワハギ)はいる。しばらくやってサナギに戻した。小さいアタリがでる。「うん・・・?」すぐにアタリはなくなった。あげてみるとサナギがない。チヌがいることを確信した。次もサナギでやる。小アタリがでた瞬間、勘であわせるがのらない。「絶対、チヌがいる。」サナギハリス団子再び投入。こちょこちょとしたアタリがでる。我慢。こちょこちょアタリは連続的に続き、ちょっとずつ穂先が曲がる。頃合いを見計らって思い切ってあわせた。「のったー!」上がってきたのは35pほどのチヌだった。時刻は7時20分だった。早々に釣れてうれしい。その後もサナギハリス団子にアタリがあるが、団子が付いているので、はっきり分からなかったり、あせって早合わせが続く。7時45分、サナギを落とし込む。チョンチョンチョンというアタリがでる。アタリはだんだん強くなるが、なかなかこれというアタリはでない。しかし今度は団子が付いていないので、しっかり見極められる。我慢。20秒ほど待っただろうか、我慢の限界であわせた。「よっしゃ。うん、強いぞ!」何度か締めこんだ後、上がってきたのはヘラブナのような体型の40pオーバーの良型だった。口の皮1枚だった。他のカセではアタリのないなか、私の下だけチヌがいる。またもアタリのカセだ。みんなから運をもらっているようだった。それからもアタリがあったが、8時過ぎには時合いが終了してしまった。

 その後も団子や丸貝を定期的にまいた。餌はほとんどサナギか丸貝をつけた。チヌの気配を感じないまま時間が40分ほど経過した、8時50分頃サナギで突如穂先が入った。このチヌも結構引いた。連続40pオーバー!そしてアタリはまたなくなって時間は経過していった。私はシラサやオキアミで、外道のアタリの中からチヌアタリを拾う根気と技術がない。だから当たればチヌという餌をつけたがる。しかし、やわらかい餌で釣る技術を他の3人は持っている。今年は遅くまでチヌがサナギと丸貝を食ってくれるので、たまたま歯車がかみあったように思った。前回、前々回同様に朝一アタリがあったので、次は昼頃にアタリがあるかもと、ボーと考えながら左を見ると小雨の中、虹がかかっていた。右を見ると舞鶴チームの仲間が真剣に釣りをしていた。写真を撮った。

         
 
 13時丸貝を落とし込むと今日初めてのアタリ。非常に小さく、すぐに反応がなくなったが、あげてみると丸貝がなくなっていた。「チヌや!」急いで丸貝ハリス団子投入。今度ははっきり分かるアタリ。30p強のチヌ2連発。我ながらタイムリーに釣れたとまぐれに感心した。しかし、2枚釣るとぴたりとアタリがなくなった。2時をまわってもアタリはでない。隣のカセでは佐藤さんがシラサでチヌを釣られていた。シラサが余ってももったいないので、底まき器でシラサぶちまいた。その後は大きめのシラサの落とし込み中心に釣りを代えてみた。15時着底後すぐ、軽いアタリで穂先が入る。外道と思ってあわせるとこれがチヌだった。35p弱。久しぶりにシラサで釣ったチヌだったので、写真を撮ってみた。

        
(発熱しながらも、チヌを釣り上げる佐藤さん)

 シラサで続ける。それっぽいアタリは1、2回あったように思うが15時半以降は一発大物にかけて丸貝でやった。16時20分、突然のアタリをはずしたのが最後で、夕方の時合いは不発に終わったが満足できる釣りだった。18時前、新年会釣行を約束して1泊2日の忘年会釣行を終えて家路についた。

 一人で車を運転して帰る時、この1年を振り返った。数年前までは、小泉氏、そして堀口氏という釣り仲間がいた。二人の環境が変わり一緒に釣りに行けなくなった。釣れても釣れなくても楽しかった。一緒に行けないのは今でもさびしい。しかし、HPをつくってから多くの仲間ができた。別に人生に特に壮大な目標があるわけでもない。ただうれしいかったり、楽しかったりといった感情はほっといても生まれてくる。そういう感情を共有できる仲間と人生の時間をできるだけ長く過ごせることが大切だと思う。永遠などという付き合いはない。いつかは別れることになるだろう。でもその時が来るまで、楽しんでいきたい。今年1年幸せだったと思う。また来年も気の合う仲間がつどって、釣りをする機会が増えることを願っている。ところで釣りの方であるが、6月までの上半期は苦戦したが、後半はまずまずの釣りができた。来年はなんとか大型を釣りたい。でも、この3年で150枚釣ったが45オーバーはわずか1枚。小型の数釣り場に行ってるわけでもないのに・・・。来年は枚数的には100枚を目指そう。そうすれば少しは大型が増えるかも。そうこう言ってる間に大型の季節が始まる。この冬は釣るぞーー!

 最後に今年掲示板を訪れてくださった方、メールを頂いた方、つたない釣行記を読んでくださった皆様ありがとうございました。よいお年をお迎えください。また来年もよろしくお願いします。

釣果:6枚(42.5・42・35.5・34・33・32p)