3月10日(水)  大丹生(晴れ) 中潮

 5日に大丹生で、2人の釣り人が51〜53を3枚という情報をだんごさんより得た。10日に仕事を休んで、吉田に行く予定をしていたが場所を大丹生に変更。出撃に備えた。しかし、前日、朝より発熱。仕事から帰り、夜には38度を超えた。「もーダメ・・・」早々に寝ることにした。翌朝目が覚めた。時刻はなぜか4時であった。体が少し楽になっていた。熱を測ると下がっている!「行けるかも?」と思いもう一度寝た。次に目が覚めたのは6時前だった。「とにかく、行こう。いざ、大丹生へ」

 途中、ボケ25(西田のおじさんにもう10匹後でもらった),シラサ2杯、石ゴカイ300円、オキアミを購入、合計3500円。それと前回のカビのはえかけた団子。大丹生には8時過ぎに到着した。天気はとてもよかった(しかし、風は強風に近い状態で、ほぼ1日吹いた)。今日は平日、当然大丹生の海は私の独占だった(別に独占したいわけではありません)。筏に上がり、団子をわしづかみにしてばらばら撒いて(団子は気が向いた時にこの後も適当に撒いた)、仕掛けの準備をした。まず、ボケやオキアミなどを3Bで落とし込んだ。特にいいアタリが出るわけではないが、ボケがすわれたり、オキアミを引っ張る魚がいる。活性は高そうだ。9時過ぎにもう1本短竿を出し、底から2メートルきったところを狙う。底を釣っている方の竿には時々外道らしきアタリがある。大丹生には珍しく潮も動いている。そのうちまあまあのアイナメが釣れた。朝一チャリコをキープすることは鉄則だが、最近朝一アイナメを逃がしてボウズをくらっているので、キープした。底をきった方は、強風のため上潮が特に流れ、餌がどんどん浮き上がっている。水中ウキでも付ければよいのだろうが、2本は操れない。ほったらかすことにした。しかし何となく釣れそうな気がする状況だ。「底付近を潮にのせて探れば、釣れる確率は上がる。」・・・とうとう禁断の長竿に手が伸びたのは10時頃だった。考えてきた作戦をあっさり放棄して、前回折れた長竿にリールをセットする私がそこにいた。ガイドに糸を通した。「よーし、いくでー!・・・、・・・?ウキ持ってくるの忘れた・・・。」でも、なんとなく「これでよかった」と思った。諦めがついた。

 餌が浮き上がっている方の竿を1.5号中通しに変更して、中層ではなく、ちょい投げにする。相変わらず、小さいアタリがある。強風のためわかりづらいが、オキアミ、特にボケには反応がある。11時前、ボケをつけて、中通しの方を前方筏近くまで大遠投した。糸フケをとっていると、穂先が揺れている。一瞬風かと思ったが着底直後のアタリかもと思いあわせた。「うぉー、かかったーーー。」上がってきたのはまさしくチヌだった。「大丹生で、釣ったぞー。」がぜんやる気がしてきた。しかし、団子やシラサの底まきに寄ってきたようには思えない。チヌがいる所に餌を放り込むことが重要か。そのうち中通しの方がラインがからまるなどして、糸が短くなってしまった。そこで、2本竿をあきらめ、しかも直下をあきらめ、もう1本を2号中通しに代えて遠投中心に攻めた。

 やはり遠投の方がアタリがある。遠投といっても底潮は筏下に流れ込み、上潮は逆の二枚潮がだんだん強くなったので、釣れた時ほどの遠投はなかなかうまくできず、筏前方4〜5メートルぐらいだったと思う。ボケへの反応は高い。カレイやアイナメ、キスが釣れてくる。アタリは強風のためわかりにくい。しかし、逆にどのアタリも「チヌかも」と思ってあわせられるので退屈しない。2時頃、着底後しばらくして同様のチョンチョンとしたアタリ。一呼吸待ってあわせた。今までより強い手応え。「もしかして・・・、チヌや。よっし。」2枚目GET。「結構チヌはいるかも」ただ、その後もライン等のトラブルを起こし、更にボケが切れた3時以降はアタリが極端に減った。4時半には自宅より「帰れコール」もあり5時納竿とした。

 当日は魚の活性は高かったと思う。もう後何枚かは伸ばせる可能性はあった思うが、満足できる釣行だった。何よりも大丹生でチヌが釣れるという確信が持てたことがうれしかった。この次は、もっと大きいのを釣りたい。もちろん大丹生で!

釣果:2枚(36・34)