9月3日(土)    大丹生 (曇り時々晴れ)  中潮

 リールも新調し、いろんな工夫をして釣果を上げようと、気合いを入れて大丹生に向かった。体調はこの夏の釣行で一番よかった。いつものように黒鯛釣具店で団子の大、丸貝、氷、高橋釣り具でサナギを購入した。合計3850円。両釣具店とも、お客さんは結構おられた。暑さが和らげば、釣り人はもっと増えるだろう。大丹生には、夜が明け始めた5時頃到着した。「誰もおらん・・・。今日も筏は選び放題だ。」とは言ってもそんなにこだわりはないのだけど。おじさんを起こして、出船。結局前回と同じ筏に乗った。あんまり釣り人は来られてないので、新しい釣果情報はなかった。

 5時半より釣りを開始した。小団子を5個投入した後、仕掛けをつくって、期待の第1投。穂先には反応がほとんど出ないが、かすかにカワハギのつつくアタリがある。上げてみるとサナギがボロボロだ。何度かサナギを続けるが、反応なくボロボロにされる。丸貝に変えると全く無傷。仕方ないので、打ち返してチヌが寄って来るのを待つことにした。こまめに手返しをして、丸貝もパラパラと撒いた。根気よく続けたが、状況は変化しない。チヌのアタリどころか、ボラも寄ってこない。コノシロもいない。潮は澄み切っており、全然動かない。釣れるとは思えない状況だった。それでも、前向きに考えて釣り続けた。「10時頃になったら、12時になったら、3時になったら」今まで急に状況が変化した経験を思い出しながらがんばった。でも時々独り言がでてきた。「なんなん。どうしたらいいの。」最後のねらい目は日没だと思い、しつこくやった。しかし、5時頃から、小雨が降り、ゴロゴロ空がなり出したので、6時に納竿した。あと、20分粘ればねらい目の時間帯だったが、何の未練もなかった。筏釣りの厳しさを思い知った1日だった。せめて1度くらいあわせたかった。他にも短竿師が3名おられたが、アワセを入れている様子はなかった。防波堤も釣れていなかったようだ。唯一筏からのウキ釣りの人が2枚釣ったらしい。

 筏から上がるとがじろうさんが待っていてくれた。西田渡船の船着き場で、ニコニコ笑っている草履に短パンのがじろうさんを見た時、なぜか「まだ夏なんだ。」と思った。昔は夏と言えども、夕方は少し涼しくなってほっとしたものだ。そんな時、ちょっとした風を感じ、虫の声を聞き、夕暮れをを実感し、花火や地蔵盆などの季節の行事に思いをはせた。今は地球温暖化もあるのだろうが、昼間は人の出歩ける状態ではなし、夜になってもエアコンはフル稼働だ。仕事も忙しく、季節の変化を楽しむ余裕もない。大丹生は都会では失われたものを、感じさせてくれる。久しぶりに夏の夕暮れを、がじろうさんと話しながら楽しんだ。でもがじろうさんは足に蚊がたかって大変そうだったが・・・。縁側のある大広間でクーラーなしでボーと夜空を眺めたい。

釣果:夏の夕暮れと新しいリールを巻く練習