9月18日(日)    大丹生 (晴れ)  大潮

 前回の大丹生釣行はさんざんだったが、そろそろよい日にあたるのではないかと思い、大丹生に行くことにした。3時15分ごろ自宅を出発し、途中、団子(大)、丸貝、サナギ、氷を購入。合計3550円。大丹生には5時過ぎに到着した。まだ、夜明け前だったので、当日来られる予定になっていた岸本さんは到着されているだろうかと考えながら、大丹生の村の曲がり角を曲がると、そこには見たことのない光景が・・・。大量の車と多くの人。「いつから、こんな人気釣り場になったのだ!いったいなにが。もしかして、爆釣情報でもながれているのか。」車を止めるところがない。仕方ないので、以前車の多い時におじさんが止めさせてくれた、おじさんの家の玄関前のスペースに車を乗り入れた。岸本さんはすでに到着されており、あいさつを交わし、相乗りさせてもらうことにした。すぐにおじさんが出てこられて出船した。一番沖側の千歳より2台目の筏にのった。

 5時半頃より釣りを開始した。いつものように小団子を5個投入し、仕掛けをつくってサナギハリス団子投入。穂先は変化しない。するといきなり岸本さんがかけた。竿の曲がりや引きかしてかなりの良型か!しかし、残念ながら針はずれ。餌は丸貝だそうだ。私も丸貝に変える。団子が切れてしばらくすると、コンコンコンと餌をつつくアタリが連続し、だんだん強くなったところであわした。「のった。でも、軽い。フグか・・・?」あがってきたのは小型のチヌだった。かろうじてカウントサイズ。続けて丸貝ハリス団子投入。しばらくするといきなり押さえた。しかし、失敗。「土日なのに活性が高いぞ。今日はいけるかも。しかし朝一は持続するかわからんし、集中していこ。」ところが、悪い予感があたってしまった。「アタリがなくなった・・・。」まだ、6時なのに。そして前回の続きがはじまった。底にいるのは、カワハギやサンバソウのみ。サナギはボロボロにされるが、丸貝には反応なし。たまに良型のカワハギやサンバソウにかじられるけど。

 天気は晴れて、真夏と同じ暑さだ。しんどい。がじろうさん、釣友F氏、マーやんから激励の電話をもらい、がんばるが状況は変化しない。手も足もでない時間が過ぎていく。私のなかでいけない予感が支配的になるなか、岸本さんは根気強くがんばられていた。時刻は4時になった。岸本さんが「和田さん、何時までやられますか?」「何時でもいいですよ。」「日没前にクライマックスがあるかもしれませんしね。」こんな厳しい状況でも前向きな岸本さんを見て、ほっとした。我がHGは厳しいから。もうちょっと釣れて欲しい。

 夕方は流石に秋に近づいているのもあり、涼しくなった。でも状況は同じ。「あかんな〜。」5時40分、長かった沈黙が12時間ぶりに破られた。岸本さんの竿が大きく曲がった。良型だ。チヌは筏下に突進するが、なんとかかわして釣り上げられたチヌは40pアップのきれいなチヌだった。岸本さんの地道な努力が実を結んだ瞬間だった。そして。穂先が見えにくくなった6時10分納竿とした。
 
 当日は大丹生は大入り満員。筏には20名ほど、防波堤には15名ほど釣り人がおられたが(もっとおられたかも)、壊滅だった。大丹生に限ったことでなく、日本海側は総じてこのところ厳しい状況のように思う。ただ、昨日も大丹生で年無しがあがっており、粘りの1発を手にする人もおられる。まあ、釣れなくても不愉快な思いをするわけではないので、また行こう。またもや厳しい1日だったが、岸本さんが「また、大丹生に来てみようと思います。」とi言ってくれたのがうれしかった。

釣果:1枚(25p)