５月３１日（土） 長浜（雨後曇り）
今回は小チヌ倶楽部の三好さんと釣行することになった。釣行を決めた日、たまたまオッチャンさん、爆釣の報を受け、爆釣された雁又７番を予約した。ただ、釣行は１週間後なので、果たして釣れるのかどうか不安はあったが、今の私ではギャンブルしても当たるとも思われないので、本命に行くべきと考えた。当日は３時半頃、自宅を出発した。黒鯛釣り具に到着すると、そこには三好さん、こたろーさん、矢野さんの小チヌ倶楽部の皆さんがおられた。挨拶をして、餌を購入。餌は団子（小）、オキアミブロック、サナギ、丸貝。餌を購入後、小チヌ倶楽部さんといったん別れて長浜へ。コンビニでご飯を買って長浜には５時過ぎに到着した。車は１台もいない。途中の餌屋さんにも人が少なかった。皆さん、天気予報を見て止めたのだろうと思った。到着時は雨が降っていなかったが、防寒着とその上にカッパを着る。「夏でも、雨降ったら寒いしな。」
５時半過ぎに私と小チヌ倶楽部の皆さん、それに２人組の方で出船。前日は手前の筏で６枚、東の筏で２枚釣れたようだったが、我々４人は雁又へ、２人組の方は手前の筏に降りられた。雁又に着くと５番に矢野さんとこたろーさん、７番に三好さんと私が降りた。早速、イガイをとって落とし込みを始めようとするが、イガイは極小の稚貝ばかり。もしくは巨大。付け餌にするサイズを見つけるのに一苦労しながらも、落とし込み開始。いつものことだが朝一は緊張する。しばらくやるが反応はない。雨も降ってきた。「あかんな～。期待したけど。アタリもないし、刺し餌にするイガイもあまりない。イガイ釣りで粘るのは無理。」三好さんは黙々と落とし込みを続けておられる。前回、ご一緒した時はマーやん並の巨丸貝を付けられていたし、大物師の釣りを感じさせる。私は７時半早々にギブアップして団子釣りに変更。団子釣りの場合、刺し餌はサナギか丸貝が好きだが、今回は団子にも大量にオキアミを入れて、オキアミをメインにした釣りにしようと思っていた。８時、オキアミにアタリ。コチョコチョと触って、しばらくあいてまたコチョコチョ、また間があいてコチョコチョ。「オキアミやのに、ようなくならんな。」そう思った次のコチョコチョであわすとのった。「巨フグか・・・。」と思ったら良型カワハギだった。「なんで、こんなのがおるんや？よくわからん。」外道の活性があがるかと思ったが、その後も海は沈黙のまま。８時半、久しぶりに穂先に反応。ハオコゼのような極小のアタリ。しかし、アタリが全くなかったので、あわせてみた。すると結構な手応えを感じて魚がかかった。引きからするとチヌっぽいが、どう考えてもチヌのアタリには見えなかった。半信半疑で上げてくるとチヌが見えた。「お！チヌ。」久しぶりのチヌだったが、なんか釣った実感のわかない１枚になってしまった。しかし団子を打って１時間、いいタイミングで釣れたことは確かだった。「もしかして、この後いい調子になるかも。」そんな期待を持って頑張った。「目標は１０時半！」
雨は降り続いていた。しかし、チヌが寄ってくることを信じて打ち返した。めったにオキアミもとられない状態が続いた。そして、予定の１０時半になってしまったが、変化はない。「やっぱりあかんか・・・。なんかだんだん調子があがっていくこと、最近経験ないな～。はぐれチヌだったのか・・・。雨は上がったけど。」１１時半から１２時は爆睡。起きてからも団子の打ち返しは続けたがだめ。そして、１５時、最後の作戦。「もう帰りますよ。安心して餌食べてね。」作戦を決行した。ネーミングは長いが、単に残り団子をブチ撒くだけである。水面が茶色く濁る。すると巨ボラが２匹泳いでいる。「ボラなんか、いなかったのに・・・。」オキアミをとりあえず落とし込む。すると着底とともにコンコンクッと今日一番のアタリがでた。「のった！重量感は十分！」しかし、一瞬の手応えをのこしてバレてしまった。「あちゃ～。なんという詰めの甘さ・・・。最初の１ッ発をバラすとは。悲しい。一瞬だったので、チヌの確証はないが・・・。」落胆したが、状況は明らかに変化した。落とし込み途中の中層でもあたる。アタリからするとアジだが、これもいままでなかった状況だ。オキアミに代えてサナギで試す。サナギも触ってくる。２回ほどサナギがなくなる。「チヌもいるかも。」何がよかったのかはわからないが、悲しいかなもう団子はなかった。それでも、１時間ほどはもしかしてという状況はあったが、かけられなかった。そして１７時、納竿となってしまった。帰りの船でオッチャンさんと一緒になった。イガイで２枚、きっちり釣果を出されていた。
陸に上がるとがじろうさんが来てくれていた。がじろうさんが月曜日に７番ではなく８番にのられたのは、我々が土曜日に７番にのる予定だったので、その筏での爆釣をさけられたのだと思う。ペースを狂わしてしまったが、次回の狙いは定まっているようなので、次はまたよい結果をだしてくれると思う。また状況としては今回も今まで通りでよくなかった。小チヌ倶楽部のみなさんもお疲れになったと思う。でも、三好さんは日本海をＨＧにされることを決められたそうだ。私と一緒。うれしいことだ。厳しい日が多いけど、お互いよい釣りができるようがんばれればと思う。
（オキアミで釣れたのだが、腹の中はイガイとサナギだった。）
釣果：１枚（３４㎝）
