6月20日(土)     白杉(晴れ)

 木曜日の午前中、山弘渡船に電話した。山弘のおじさんによると、日曜日に新台(4号)を設置したところ、月曜日から連日の大爆釣らしい。釣れている枚数は半端ではなかった。流石に4号は予約が詰まっているようだったが、狭い釣り場のこと、4号でそれだけ釣れるなら、他の筏でも十分釣れる可能性はあると考え、1号筏を予約した。前日は久しぶりの釣行、しかも好調の釣り場だったので、興奮したのかあまり眠れなかった。いつもより少し早めの2時に自宅を出発し、黒鯛釣り具店で団子(小)、サナギ、ボケ15匹を購入し、渡船場には4時頃に到着した。

 出船は4時半過ぎだった。2号に1人、4号に3人、1号に私が降りた。まずはイガイをとって、落とし込みを始めた。ドキドキする時間だ。しかし、反応はない。しばらくイガイで粘るがアタリがないので、ボケを落とし込む。反応がないので回収してみるとボケが無傷で生還してきた。筏周りを落とし込んで回るが反応はない。筏下にはチヌはもちろんのこと、餌取りすらいない。潮が悪いような気がした。その後も、イガイを中心とした落とし込みを更に続け、3時間が経過していった。「イガイで釣るのは嫌いではないが、アタリがないと粘れない。もう限界。」団子は打たない方がよいとは聞いているが、団子投入。しかし、状況に変化はない。釣り座から離れた便所付近にはイガイのみを撒いて、そこではイガイの落とし込みをし、岸向きの釣り座ではサナギを中心とした団子釣りを行った。チヌにも好き嫌いがあるだろうから、いろんなことをやって、とにかくアタリを出そうと思った。しかし、サナギは一度もかじられなかった。イガイはチヌだったか確証のもてない小アタリで1度だけなくなった。こうして、朝一から全くドキドキすることもなく、淡々時間が経過して、17時納竿した。やろうと思えば、18時までやれたのだが、気迫がもう残っていなかった。他の釣り人はみなさん16時に納竿されていた。バットにかすりもしない三振の山を築き、完全試合をくらった気分だった。どうも、イガイの時期の山弘渡船は相性が特によくない。「あ〜あ・・・。」

 当日であるが、2号は朝のうち、何度かアタリがあったそうだが、かからなかったらしい。4号には名人達が乗られていたので、厳しい状況でもチヌを数枚ずつ上げられていたそうだ。流石だ。私はというと、何の印象も残らない釣りをしてしまったが、今度はもう少し楽しみたい。

釣果:うーーーん、何にも。