1月7日(水)     長浜(晴れ時々曇り)

 前回の撃沈が悔しくて、再度行くことにした。たまたま、がじろうさんも計画されていたので、便乗することになった。前回同様、自宅を5時に出発。途中、黒鯛釣り具店でシラサ半杯、アオイソメ300円、オキアミ、サナギ、アケミ貝を購入。今回はゴミ撒きなので団子は買わなかった。6時40分、岡本渡船到着。がじろうさんと話しながら、出船を待った。船頭さんからゴミと牡蠣を受け取って、いざ出陣。乗った筏は手前の筏だった。潮は濁りが入れ、ほどよく流れている。ゴミを撒きながら、まずは牡蠣の落とし込みから始める。アタリはない。様々な餌を落とし込む。フグがいることは確認できたが、特に目立ったアタリはでない。潮は筏下に流れ込んでおり、私のあまり好きではない潮だった。チヌの気配を感じないまま、8時になった。おもむろに立ち上がって、いつものように雑な探り釣りを開始した。釣り座の裏面で牡蠣を落とし込んだ。牡蠣は潮に乗ってどんどん前方に流れていった。「こりゃいかん。どこに着底するかわからんな。完全なあてもん状態や。」半ば投げやり気味に着底を待った。そして、着底。糸ふけをとって穂先を見つめた。するとすぐにコン、クゥと穂先がお辞儀した。アタリを見極めるまでもなく、反射的にあわせていた。「うお、かかったぞ!」久しぶりの重量感が伝わってきた。その後は結構必死にやり取りした。切られるような怖さはなかったが、筏下に潜られないか、ハラハラしながらやり取りした。がじろうさんがタモを持って来てくれて「もう上がりますよ。大丈夫です。」と言ってくれたおかげで、落ち着いた。しばらくして、タモに収まったチヌは年無し級と思っていたが、40p前半のチヌだった。ちょっと苦笑いだったが、初チヌはうれしく、ほっとした。写真を撮った。



 その後も、裏面で牡蠣の落とし込みを行う。バンバンあたってくると思ったがアタリがでない。あきらめずに牡蠣を大きく誘う。しつこく誘うと触ってくる。外道だとは思うが、釣り座ででるアタリよりははっきりしており、チヌの可能性が少しあるように感じた。牡蠣で2回ほど、かけられそうなアタリがあったが失敗し、30分ほどでもとの釣り座に戻った。ゴミを撒きながら根気よく、落とし込みを続けた。前回は、底よりやや上にフグが結構いたが、外道の活性もほとんど上がらないまま時間が経過した。オキアミよりシラサやアオイソメなどの生き餌に多少アタリが多かったが、チヌアタリはなかったように思う。時刻はあっという間に14時頃になっていた。この頃になるともう半ば諦めムードが支配的になっていた。ところが対面の釣り場速報で有名な堀さんの竿が突然曲がった。オキアミでのモゾという小さいアタリをあわされたそうだった。「う〜ん、工夫すればやっぱりチヌいるんや。冬場の釣りは少ないチャンスをいかに作りだし、確実にかけるかの釣り。あきらめたり、集中を切らしたらあかん。」再び、穂先を真剣に見つめるが反応はない。隣ではがじろうさんが時々あわせている。アジがいるようだった。結局、私の方はその後も特にドキッとするアタリもなく、15時半納竿とした。筏でがじろうさんと別れ、陸に上がってもう一度チヌの写真を撮った。天気にも恵まれ、初チヌもみられたので、よい釣りだったと思う。便乗させてもらったがじろうさんに感謝して、帰路についた。


釣果:1枚(43p)