1月4日(月)    上佐波賀(晴れ)

 北部の天気は雪マークばかりが出ているが、唯一4日は曇りになっている。仕事が始まると1月は休日も休めそうにないので行くことにした。場所は上にしようと思った。当日は5時に自宅を出発し、凍結がこわいので27号で舞鶴に向かった。途中、シラサ1杯とアオイソメ300円を購入し、上には7時に到着した。ちょうど一人の釣り人が出船されるところだった。しばらくして船頭さんが戻って来られた。前日は17番で小型のチヌが2枚上がったらしい。1番、3番、?番は釣れなかったそうだ。3番の筏は古いらしいので、1番に乗ることにした。1000円で牡蠣を頼んで、7時20分頃出船。まずはイガイ、アオイソメ、シラサを一通り落とし込むが反応はない。そうこうしていると、船頭さんが他の筏で牡蠣ロープを引き上げて運んで来てくれた。うれしい悲鳴なのだが、その量は半端ではない。牡蠣オンリーの釣りが3,4回は軽くできるだろう。イガイや牡蠣ゴミを撒きながら、牡蠣をメインで落とし込んだが反応はない。

 8時、牡蠣にアタリがでた。極小さなアタリが単発的にでる。しばらくすると餌の負荷がなくなった。あげてみるとハリスがザラザラだった。正体はフグだが、フグがいることはチヌへの第1歩と考えているので、早々によい傾向だと思った。次もフグにやられた。「もしかして、フグ地獄?」次も牡蠣を落とし込む。しばらくするとチョンチョンとアタリ。連続してコチョコチョアタリがでる。あわせようと思ったが、ふと冷静になった。「今あわせても、たぶんかからない。チヌもこんなアタリ方するし、もう少し我慢しよ。たぶん、チヌと違うけど・・・。」穂先で聞いてみるとまだ餌は付いている。すると穂先を通して小さく突く振動が伝わる。「まだ食っているぞ。」そして、その突きが2秒ほど続いて、穂先が1pほど曲がったところであわせてみた。ガツンとした衝撃。「え!チヌか?おおお、チヌや。ばらさへんぞ。」久しぶりのチヌの感触を楽しむ余裕もなく、必死で巻き上げる。ハリスに傷があって切れることがこわかった。感触としては非常に重いが強くはない。だが、時々突っ込む時は結構な力なのでチヌには間違いない。しばらくすると、チヌの魚影が水面下に見えた。「おおお、よっしゃ。」無事すくった。ほっとした。「こんなに早く釣れるとは。今日はいけるぞ。」写真を撮ろうとデジカメを出すと充電切れ。仕方ないので携帯で撮った。そして、チヌをスカリに入れようとするとチヌの目玉が片方飛び出していた。腹もパンパンに膨らんでいる。「水圧か・・・。あせって急速に巻き上げたもんな。」飛び出した目が気になったので押し込んでみた。するともう一方も飛び出してしまった。「まあ、そのうち治るやろ。」スカリに入れて牡蠣を投入。しかし、頭からは出目金のようなチヌが気になる。「腹の空気を抜いたらいいのか?」集中できずに出目チヌのことを考えていると、牡蠣が着底するとすぐにアタリ。当然失敗。上げるとハリスがザラザラ。「なんやフグか。でも活性、どんどん上がってきそうやな。」再び牡蠣投入。そして意識はまた出目チヌへ。「でも、あの目玉なんとかならんかな。よくガシラとかが目玉出ているのは釣り番組で見るけど、あれその後どうなるんやろ・・・」牡蠣着底。すぐにコチョコチョアタリ。「やっぱり、まずは空気抜いてみよ。」と思った瞬間、クゥクゥクゥと非常に大きな引き込むアタリ。・・・失敗。「うわー、やってしもた。今のはフグやない。しまったな〜。しょうもないこと考えるのやめよ。チヌいるぞ。もしかして入れ食いモード!」目の覚めるようなアタリを失敗して、ようやく集中力が戻った。ところが次はアタリがない。そして次も。「うん。なぜ?」アタリがなくなったのは残念だったが、天気は予想に反してすごくよい。ポカポカ陽気だ。またそのうち時合いがあるだろうと根気よく待つことにした。

                 

 ところが天気の良さは変わらないが、9時過ぎのアタリを最後に栄養満点の撒き餌をコンスタントに撒いても全くアタリがでない。時刻は11時になり、12時になりそして13時になった。「釣りはやっぱり甘くないな〜。あの2度目のアタリをのがしたのが痛かった。1度目は我ながらうまく釣ったと思うが、2回目は確実あわせられた。それをのがしたんじゃあかんな。今日は2打数1安打か。まあ、よしとせなあかんか。」14時からは南風が吹いて多少寒くなった。アタリはない。今日はもう時合いはないと思うと、牡蠣山が私を呼ぶ声に負けてしまった。牡蠣の収穫作業を開始した。金槌と手と足を使って、くっついた牡蠣を1つ1つに分け、牡蠣に付着しているイガイやその他のゴミをはがしていった。揺れる筏でやると腰がつかれたが、結構楽しい。山のようにあった牡蠣をとにかく分解した。釣りの方は一応15時40分までやったが、アタリを出せず、夕方の一発はあきらめて納竿した。迎えにきた船頭さんが私の作業をほめてくれた。陸に上がると船頭さんがジェット噴射のホースで牡蠣を更に綺麗にあらってくれ、16時半、初チヌと牡蠣を持って帰路についた。

 当日であるが、17番では小型のチヌが1枚とバラシが1回あったらしい。私の反省点としては、牡蠣に反応がなくなった時点で、もう少し、他の餌を使う割合を増やす工夫をすればよかったと思った(釣ったチヌはさばくとイガイを食っていた)。ところで、目玉の飛び出したチヌに関する疑問だが、「目が出た鯛」・・・・・・・・「めでたい」「おおーー、これは正月から縁起がいいわい。」ということで納得することにした。全然、学問的には解決されてませんが・・・。でも、空気抜きくらいはこれを機会に覚えようかと思います。
 
                 

釣果:1枚(43p)