2月2日(土)    大丹生(曇り時々晴れ)

 釣行予定日は天気予報では雨模様だったが、気温が高いので釣行しようと思った。新年の挨拶がてら大丹生に行こうと思い、木曜日に電話すると当日は久しぶりに防波堤に一人来られて、1枚釣れたとおじさんが話した。筏の釣果は聞くまでもなかった。
 当日は6時に起床して出発し、途中、黒鯛釣り具店で石ゴカイ500円を購入し、釣り場には8時過ぎに到着した。出船前にいつものように牡蠣をおじさんが渡してくれたが、ロープ1本で売って欲しいと言った。おじさんは牡蠣をただでいつも配っているので、お金を取ることに抵抗があるようだったが、釣り人はロープ1本の方が喜ぶと説明し、値段は今年は小ぶりの牡蠣なので、千円で売ればよいなどと話した。いつもながら、おじさんは商売っ気がない。まあ、そこが魅力の一つでもあるのだが。

 釣りを開始したのは8時半。雨対策も兼ねて、前回と同様に避難箱付きの筏に乗った。2,3投もすると反応が出始めた。アワセどころのない細かいアタリだった。ハリスに傷が入ったり、切られたするので、フグがメインだが、他の餌取りもいそうだった。ゴミを撒いたり、牡蠣を潰して撒いたりした。餌は着底後しばらくするととられるが、落下途中で取られたりするほどでもなく、たまには着底後しばらくしても、餌取りに見つからない場合もあったので、牡蠣で十分釣りのできる状態だった。また、牡蠣での釣りはフグのアタリの合間にチヌアタリがでるイメージがあるので、期待を持って釣り続けた。予想に反して雨も降らず、暖かいし最高の天気だった。

 1時間に1匹程度のフグが針がかりする以外は、細かいアタリに餌をとられて、また牡蠣を落とす動作を繰り返した。チヌらしきアタリは一度もない。13時頃になると外道の活性が上がり、ほとんどが着底後すぐにとられるようになった。午前中もそういう時間帯があったが、しばらくすると落ち着いた。ただ、少々餌取りとの対決に疲れていたので、少し前方を狙うことにした。糸を水深より2メートルほど引き出して、牡蠣を投げた。着底位置がそれほど前方になるわけではないが、前方から引き寄せるかたちで落とすと、それまでも外道に発見される確率が下がっていた。牡蠣が着底すると同時にコンコンと明確な反応が穂先にでた。そして間髪おかず、さらにクックッとあたった。無心のフルスイング。「うん・・・、かかったぞ?手応えはある。おお!チヌか!」一瞬何が起こったのか理解するまで時間がかかった。本当に釣れるとは思っていなかったからだ。「大丹生にチヌおったぞ!おおおーー、重い、強い、絶対でかいぞ。」チヌは何度も突っ込む。糸を引き出されても竿の角度を保って耐え、引きが止まった時は2.5号を信じて引っ張り上げた。途中何度も穂先が跳ね上がるのではないかという不安が頭をよぎった。「フゥー、ハァー、フゥー、ハァー、おおお。フゥー、ハァー、、フゥー、ハァー、うう。」必死のやりとりが続いた。そして、「見えた!ううう、うぉ、よっしゃー。でか、でか、60pあるんとちゃうか。」久しぶりに興奮した。しばらく、チヌを見てなかったので、巨大に見えた。もちろん60はなかったが、重量感のある完全な年無しだった。時刻は14時だった。

     

 大満足だったが、まだ時間があったので、次を狙うことにした。余韻にひたりながら釣り続けたが、アタリはない。15時になると曇ってきて、早くも夕まずめの雰囲気になってきた。当日、私以外の唯一の釣り人のシルエットが防波堤に見えたので、写真に撮った。

     

 その後、17時まで釣り続けたが何の変化もなかった。迎えに来たおじさんに魚を見せると驚いてくれた。アタリはたった1度しかなかったので、これから食い始めるかは確証はないが、またよい釣りをして、おじさんを驚かせたいと思った。 

  

釣果:1枚(53p)