8月24日(木)   大丹生(晴れ時々曇り)

 前回、不甲斐ない釣りだったので、今回は好調をキープしている大丹生に行くことにした。黒鯛釣り具店で、団子(大)、オキアミ、サナギ2袋、丸貝1袋を購入し、6時には筏の上にいた。乗った筏は小屋付き筏。数日前に二桁釣果があったそうだ。
   
 大丹生は水温がやや湾奥より低いのか、イガイが付いていたので、まずはイガイでやってみる。もちろん、第1投目から、ズッボということはない。やろうと思えば、このままイガイ釣りは可能であったが、団子釣りの用意をしているので、15分ほどで団子釣りに切り替える。サナギには反応がないが、オキアミを付けると瞬殺される。魚の活性があることを確認して一安心したが、サナギにはアタリがないまま時間が経過する。「また、無反応か・・・」上佐波賀のことがあるので、不安な気持ちになり始めた7時、突然穂先に小さくコンコンとあたったかと思うと、スーと穂先が押さえられていった。あわせた竿から確かな感触が伝わってきた。上がってきたのは34センチの中型チヌ。「お!釣れたぞ。」早くも釣れて期待をしたが、連続してのアタリはでない。「まあ、最初のアタリをとらえられたのはよかった。」次のアタリがでたのが7時45分。サナギハリス団子が着底すると、間髪入れずに穂先が突き刺さった。同型が釣れる。そしてまた、反応がなくなる。突然のアタリで2枚釣れたが、それ以外はチヌの気配を感じることはなかった。「う~ん・・・」

     


 状況の変化が出始めたのは9時半頃だった。表層の外道(木っ端グレ、サンバソウ、カワハギ)が増え、あぶくがあがり始めた。しかし、底で団子を触る魚はいないし、サナギにも反応がない。穂先が動かない時間が続く。当日、3度目のアタリは12時だった。明確なアタリだったので、しっかりあわせた。手応えからすると小型のチヌだと思ったが、中層でバレてしまった。「まあ、いいや。」すぐに次の1投をすると、またアタリがでた。30㎝強のチヌが釣れた。ところが、また後が続かない。気づくと潮が完全に止まっていた。

 13時半になると突然状況が変わった。水面下3メートルほどにコノシロが乱舞し、表層には小アジの群れがやってきたりと賑やかになっており、いよいよ時合いかと感じた。当日初めて外道にサナギがかじられるようにもなった。そして13時45分、小型だがチヌが釣れた。ここから連発しようと集中するが、なかなかはっきりしたアタリがでない。釣れそうで釣れない状況が続いた。緊張感があっておもしろかったのだが、当日は用事があり、追加できないまま15時に納竿した。

 岸に上がって、荷物を運んでいると汗が噴き出してきた。何とか年間20釣行しようと、有給休暇を釣りにあててきた。8月は3回行った。でも疲れた。遊んで疲れたは言うことではないかもしれないが、体力を消耗し、休暇になってない気がした。今年はもう暑い時期の釣行はないと思うが、夏の釣りを楽しむためにも、来年からは何か釣り方を考えないといけないと感じた。

     

釣果:4枚(35・34・31.5・30)