3月5日(日)    大丹生(曇り時々晴れ)

 先週に引き続いて、大丹生で竿を出すことにした。釣り場について準備し、6時50分頃出船した。乗るのは前回と同じ真ん中の筏だが、もう牡蠣ロープが無くなってしまったので、まず小屋付き筏の寄ってロープを1本引き上げた。先週のロープと違って牡蠣も大きく、身もしっかりしていた。なぜこんなに違うのか不思議だった。真ん中の筏に戻って牡蠣掃除をし、7時15分頃には釣りを開始した。前回のように第1投からはアタリはでない。最初のアタリは7時50分頃だった。ハリスに噛み跡があったのでフグ。次もアタリがある。これは正体不明。その後、8時30分ごろには30㎝オーバーの良型カレイ。いい感じだと思った。今日もいけるかと期待したが、逆に9時にはアタリがなくなってしまった。前回もこの時間帯に活性が落ちたが、今回は全く魚の気配がない。「活性というより、魚が散った気がする。」その証拠に小屋付き筏では、10時頃から1時間半に1枚くらいのペースでチヌが上がりだした。「チヌの活性はあるのに・・・。」魚を寄せようと、コンスタントに撒き餌はするが、効果はでなかった。

 時刻は11時になり、12時を過ぎた。前回は明らかに活性の上がった13時になってもなんのアタリもない。「何があかんかったんやろ。小屋はもう3枚は釣れてる。とにかく寄らない。」14時を回った頃にはボーズを覚悟し始めた。ただ他の釣り場の情報から考えると、15時以降に最後のチャンスがあるかもと思った。そして、その15時にチャンスは突然やってきた。コツとはっきりしたアタリが1度あり、すぐにコチョコチョした細かいアタリが続いた。チヌの可能性があるアタリだと思った。構えながら、これがラストチャンスだと感じた。あわせたい気持ちを抑え、とにかく早合わせをせず、取られても押さえるまで待とうと決めた。「穂先よ、はねるな。もう一歩、引き込め!」久しぶりにドキドキする。4,50秒はかかったであろうか、はっきり押さえた。「今や、かかった!よしチヌ。」あがってきたのはまあまあの型のチヌだった。「ふぅ~、やった。」

       

 この1枚の後から、雰囲気が変わり始めた。なぜそうなるのかはわからない。こちらの筏でも活性が上がったのか、チヌが回遊し始めたのか。もちろん、小屋付き筏でも釣れている。活性は16時頃からの20分が最もよかった。間違いなくチヌと思われるアタリが3回はあった。すべて失敗したが、大丹生のポテンシャルが高いことがわかった。もう1枚釣りたかったが、うまくいかず、17時に納竿した。そしてとっとと片づけて大丹生を後にした。急いだ理由は、綾部の先輩の実家に寄るためだった。牡蠣やチヌを喜んで食べてくれる。6時半過ぎ到着。早速チヌをさばいた。絞めて1時間のチヌは硬いと思うが、先輩の家族は美味しいと言っていた。20時半までご飯をいただきながら滞在し、帰路についた。帰宅すると「遅くなるなら連絡しろ。」と妻に怒られた。

釣果:1枚(39㎝)