12月30日(日)   上佐波賀(雪のち曇り時々みぞれ)

 心身共にぎりぎりの1年だった。ほっと一息最後につこうと思い、舞鶴に行くことにした。例年の如く、がじろうさんに夜は付き合ってもらう計画だ。本当は29日と30日の連荘釣行を考えていたが、天気予報は最悪。29日の釣りは諦めることにした。ただ釣りは出来なくても、西舞鶴の街をブラブラ歩こうと思ったので、それはそれで楽しみだった。舞鶴に着いたのは、15時頃だった。すでに夕方のように暗く、みぞれが降って、激寒むだった。ホテルに車を置いて、カメラ片手に街歩きを開始したが、横なぐりの風のため、ズボンが濡れ、カメラも出しにくい状況だった。それでも、1時間ぐらい歩き回った。その後。あまり走ったことのない海沿いの道をドライブした。今度写真を撮りたい場所も見つけた。ホテルに戻って一休みした18時半、がじろうさんがホテルに来てくれ、歩いて5分ほどの店に行った。美味しい料理に大満足、値段も安い。なかなかこういう店は京都にはない。がじろうさんとも久しぶりにゆっくり話せ、これだけで舞鶴に泊まりに来たかいがあった。

 次の日は5時半にホテルを出た。本当は大丹生でサナギでやりたかったが、休みに入ってしまったので、上佐波賀で牡蠣でやることにした。みぞれが降っており、ワクワク感は全くない。釣り場には6時過ぎに到着した。荷物を出していると、早くも船頭がやってきた。6時25分出船。真っ暗な筏の上に1人立った。風がないのが救いだったが、暗くてガイドに糸が通せない。20分ほどしてやっと釣りの準備ができた。すると今度は雪が降ってきた。悲惨な予感がしてきた。

        

 牡蠣の方には全くアタリはない。退屈だが、カワハギが大量にいるよりはましだとは思った。やり始めて1時間経過した7時45分、最初のアタリがでた。上げるとハリがなかった。フグが登場したのはよい兆候だと思った。続く1投にもアタリがでる。たぶん外道だと思ったが、いきなり状況が変化した。そして、次の1投、またしてもアタリがでる。今度は結構な重量感。「おお!チヌがきたぞ!」上がってきたのは良型48.5㎝だった。最終釣行で釣れてうれしかった。

        

 写真を撮ったり、スカリを出したりしたので、次の1投まで10分弱はかかったと思うが、着底するとすぐにアタリ。今度も強い引き。上がってきたのは全く同型のチヌだった。

        
 
 そして、次の1投でも着底するとすぐにアタリがでる。渾身のアワセ。今度の重量感は半端ではない。強烈な引きで何度も突っ込む。大型は間違いないと思った。上がってきたチヌは一目で年無しとわかった。3連発。しかも型がそろっている。完全に満足した。チヌを測ると53㎝であった。

        

 その後もアタリは続き、45.5㎝、そして46㎝が釣れた。1時間で5枚。腕がだるくなった。

        

 こんな爆釣劇になると思っていなかったので、びっくりした。ふと空を見上げると、太陽が顔をみせ、後光が差しているように見えた。天気予報もよい方にはずれていた。

        

 入れ食い状態になったが、その後は着底前に餌をとられることが2,3回続いた。これだけチヌの活性が上がったのだから、外道の活性もあがるのは当然だった。「食い気があるし、イガイでもいけるにちがいない。牡蠣で外道と戦う時間がもったいない。」9時15分、イガイを落とし込む。すると予想通り、着底前からアタリがでて、すぐに押さえ込んだ。これまた強い。しかし、筏に入られて、バラしてしまった。良型間違いなしの引きだったが、それほどショックはなかった。すぐに次のイガイを落とし込むと、またもアタリ。今度は無事GET。このチヌは少し小型だった。そうは言っても43㎝あったが、他のチヌと違い真っ黒だった。群れが変わったのかと思ったが、次にかけたチヌは強烈だった。幸い沖にでたのでいけると思ったが、耐えているうちにハリス切れになってしまった。毎投アタリがあり、盛期のイガイでもこんなはっきりアタリがでることはないと思った。落ち込みからはっきり触ってくるので、いつあわせてもかかる感じだった。その後、何度かアワセ損なった後にかけた。腕にもう力が入らない。やり取りに緊張するより、引かれるのがしんどいと思う感情が勝ってしまう。やっとの思いですくったチヌは大型。測ると50㎝を越えていた。「年無し2枚目!いったい何枚釣れるのか。」

        

 すぐにまたかけた。アタリは覚えていないが、微妙なアタリでなかったことは確か。今度も強い。ロープに絡んでいるのではないかと思うほど重い。予想はしていたが、上がってきたチヌはまたも大型だった。「これもいったんちゃうかな。」測ると51.5㎝だった。「連続年無し。こんなことあるんや。」時刻は10時だった。

        

 2時間で8枚、納竿予定は13時だったのでまだ十分時間がある。あと何枚釣れるのか心配になったが、そんな心配は不要だった。この年無しを最後にアタリがなくなった。急にすさまじい時合いに突入し、ピタッと当たらなくなる。釣りとは不思議なものだ。今思うと、工夫して釣ったら周囲にはチヌがいただろうから、何とか1,2枚は拾えたと思う。しかし、、その時は怒濤の入れ食いに疲れて一休みしたかったのと、簡単にあたってきたので、きっとそのうちまた簡単に釣れるだろうと考えてしまった。結局、その後納竿までの2時間半は、イガイに微妙なアタリが2,3回あっただけで、追加はできなかった。上手く空気が抜けず、浮いてしまった2枚を持ち帰り、年無し3枚を含むチヌは、スカリから出したらすぐに放流した。

 陸に上がるとがじろうさんが来てくれた。大笑いの一日を話した。11時頃から強い風になる予報だったが、海は静かだった。最終までやれば、もう一山体験できた可能性はあったが、「十分ですよ。」というがじろうさんの言葉を今年の締めくくりにした。昨日家を出発してから24時間、充実したこの時間は、天からのご褒美だったのかもしれないと思った。
 
                   

釣果:8枚(53・51.5・50・48.5×2・46・45.5・43)