1月18日(土) 大丹生(晴)
寒いので、なかなか決心がつかなかったが、天気も良さそうなので、初釣りに行くことにした。4時50分に目覚ましが鳴った時は、何のことだかわからなかったが、釣りに行くことを思い出し、5時過ぎに家を出た。5時半ごろ、縦貫道を走っていると先行車の陰から、急に落下物が現れ、避けきれず踏んでしまった。感触としては段ボールだったが、パンクしていたら嫌だなと心配になった。
大丹生には無事7時過ぎに到着し、牡蠣を持ってカセに乗ったのは7時40分ごろだった。牡蠣掃除をして釣り始めたのは8時10分頃。牡蠣は小ぶりのものが多かったが、仕方がなかった。第1投をすると糸が絡んでいた。スプールを外して絡みを直し、スプールを入れようとすると入らない。「なぜ・・・?単純な構造なのに。わけがわからない。」10分ほど、いろいろ試してみるが、入らなかった。仕方ないのでリールを交換した。釣り開始は8時半を回っていた。「あ〜あ、トラブルばっかり」
釣り始めると、外道のあたりはあるが、年末のように激しくはない。フグがたまに釣れる程度で、牡蠣でやるにはちょうどよい雰囲気に思えた。ただ、それは最初の1時間程度で、全くあたりがなくなってしまった。「せっかく、よい感じだったのに無反応か。活性がなくなったのか、それとも魚が散ったのか。」疑問を解くため、10時半頃、一文字に上がって20メートルくらい移動して、牡蠣を落としてみた。するとすぐに外道のあたりがでる。数投連続であたりがでてから、あたりが止まった。「あたりがないのは活性じゃなくて、場所のせいか。」もう一度、カセに戻って釣りを再開した。撒き餌を打って、再度寄せようと試みた。しかし、何をやっても、うんともすんともいわなかった。
暇なので12時過ぎ、カセに見切りをつけ、再び牡蠣を数個持って、一文字にのぼって先ほど外道がいた場所に移動した。牡蠣を落とした。着底した。竿を置き竿にしようかと思ったが、尻手ロープがないのは不安なので、手持ちにしようなどとごちゃごちゃ考えていると、穂先に当日初めて堅いあたりがでた。あたりのない日は、早合わせする傾向があるので、我慢した。するとその10秒後くらいに穂先が突っ込み、手に重量感が乗ってきた。まさしくズドーンというあたりだった。強烈な引きが始まったが、ためると引きが収まるので、なんとかやりとりできた。間違いなく良型チヌの引きであった。突っ込む力は全然衰えなかったが、突っ込みが止まったときに巻き上げられた。数回の突っ込みをかわし、あと少しで姿が見えるところまで来て、おそらく最後の突っ込みが始まった。これを耐えれば、いけると感じたそのとき、よくわからない感触で穂先がはねた。「え?・・・なんで・・・」愕然とした。久しぶりにわなわなした。よくみるとラインはリールの根元から切れている。「なんでこんなところから」と思ってラインをさわると細い。とても2.5号の太さではなかった。「不良品か・・・。」ついてないと思った。リール交換しなければこんなことにはならなかった。ラインの不良品は今までもあったが、今回は換えのリールで、リールを選べる状況ではなかったので、ラインチェックを怠っていた。しばらく呆然とした。当然、その後、そのポイントでのあたりはなくなった。
13時ごろ、カセに戻った。あたりは全くない。生命反応がない海にひたすら撒き餌をした。なんでこんなに魚がいないのか、不思議に思ったが、特に焦りはなかった。先ほどのばらしで、今日の敗北は決定していた。時刻は15時になった。普通ならやめる時間なのだが、当日は仕事終わりのがじろうさんと会う予定にしていたので、16時納竿予定であった。何の反応もない海に若干の不思議を感じながら、穂先を眺めていた。すると穂先が動いた。「魚も動くし、さっきまでいなくてもそういうこともあるか。」と思った。するとあたりは単発でなく続いた。スイングできるかもとちょっと期待したそのとき、穂先が入った。あわせは決まった。「まさかのチャンス到来!」挽回できるかもと望みがでた瞬間、すさまじい勢いで魚が一文字に突っ込んだ。腕ごともっていかれるが、だからといって糸を出し過ぎると、間違いなくラインがすれる。勝負するしかないと思い、ラインを止めにかかったそのとき、穂先がまたもやはねた。「巨大やった・・・あかんかったか。」判断は間違ってなかったので、諦めたが心底がっかりした。仕掛けを回収するとラインが切れたと思ったら、針がついていた。その針は完全に伸びていた。針は5号か6号だったと思うが、今までの釣りで針を伸ばされたことは片手もない。「何で伸びるかな〜」と落胆した。「今日はついてない」そして納竿を迎えた。
陸に上がって、鯉の浄化槽に入れるため、西田さんから牡蠣殻をもらって、がじろうさんに会うため、大丹生を後にした。初釣りはとても悔しかった。でも、面白かった。行ってよかった。
釣果:わくわくできること。