6月29日(日) 山弘(晴れ)
釣りに行く予定はなかったが、金曜日の午後、S君から日曜日に行きたいとの連絡が入った。S君には4月に撃沈したとき、次はイガイの時期に行こうと約束していた。ところが前回、大丹生の様子を見るとイガイでの釣りは無理そうだったので、いつ誘おうか考えていたところだった。時期を遅らしてもイガイ釣りは無理なので、どうせ団子ならいつでも同じかなと思い、行くことにした。大丹生はすでに予約がいっぱいだったので、山弘渡船にお世話になった。当日は6時前に出船し、2号に乗った。すでに1号に2人、4号に1人、北側カセに1人の釣り人がおられた。
筏に乗ると団子を2個ほど投入し、仕掛けを作って、まずはオキアミコーンの落とし込みから始めた。小さなアタリでハタやガシラが釣れてくる。しかし、それは最初の3,40分のことで、その後はオキアミが残り始めた。魚の気配が全く感じられなかった。コンスタントに2人で団子を投下しても、表層には何も現れなかった。状況の変化を願って打ち返しを続けると、8時半頃、底から1メートルから2メートルほど上で、小アジが釣れ始めた。ここから、次は底で反応が出始めて、チヌが釣れれば、ある程度の数は釣れると思った。しかし、4,50分もするとアジはいなくなり、オキアミが上がってくるようになった。筏にチヌが帰り始めている時期だし、前回の大丹生でのグレやボラなどの外道のことを考えると、オキアミにもあたらない状況はさみしすぎた。それでも、10時くらいに状況が変化するかもしれないと期待して、頑張ったがあっけなくその時間も過ぎてしまった。「無惨様」という言葉が口か自然に出た。
せっかく来たので、14時までやったが、最後までオキアミもろくにとられず、潮も動かず、表層に一切の外道も見ない状況は変わらなかった。海は深い緑色をしており、プランクトンの様子でもおかしいのかと思った。地球温暖化のせいで、毎年毎年海は変化する。過去の経験が通用しないことも増えるだろう。ただ、一つだけは今回でわかった。パラソルがないと熱中症で倒れる。夏場の筏釣りは急な雷雨を含め、自然との戦いになってきた。S君のリベンジは7月は海外へ出張するらしいので、8月になるだろう。それまでに、チヌの爆釣写真を送ってあげると言っておいた。
釣果:アジフライは美味しかった。