11月15日(土)  大丹生(曇り時々晴)   中潮

 今回で昨年の釣行回数に並んだ。途中、団子大、シラサ1.5杯、ボケ10匹、サナギ、丸貝を購入。4800円。節約するどころか、買いすぎた。今回は大丹生で秘密作戦を行うため、気合いが入ってしまったからだ。秘密作戦といっても、実はカセを筏群近くにできた防波堤につけてもらって釣りをするだけのことである。なぜこの作戦を思いついたかというと、秋になって大丹生がぱっとしないのは、チヌがこの防波堤についてしまったと考えたからである。爆釣を夢見ながら舞鶴を走っているとき、デジカメを忘れたことに気がついた。「しまった。こういう日は撮るものがない。」いやな予感がした。

 大丹生には5時半頃についた。まだ暗かった。ボーとしているとおじさんが海から戻ってきた。「あれ」と思ったが、すぐ気がついた。早起きしてカセをつないできてくれたのだ。「ありがとう。」おじさんが行くぞというので、出船しカセにあがった。「暗くて竿に糸が通せないよー。」釣りはじめたのは30分後だった。期待を込めた第1投はボケだった、着底後、しばらくしてボケを抜いた。誰も竿を出していないポイントなので、魚が寄るまでは時間がかかるだろうと思い、竿受けに置いて穂先を見ていた。すると、突然穂先が海に突っ込んだ。あわててあわす。軽い。上がってきたのはチャリコだった。「チヌやったら・・・。」魚がいたことはうれしいが、朝一チャリコはあまりよくないジンクスがある。しかも、このチャリコを逃がした場合は、もっとよくないのでスカリにいれる。よしこれからだと、再び気合いを入れるが、カワハギ君大集合が始まった。ボケとシラサは一瞬でなくなる。サナギはつつかれる程度。丸貝には反応がない。いつかやってくるはずのチヌ君のために、せっせと打ち返す。9時頃、ボラが釣れる。「そろそろか」と思ったが状況は変わらない。はぐれボラだったようだ。その後、「なんとか1枚」を目指してがんばった。強い南風のせいか、活性は上がらず、筏でも釣れていなかった。これだけ餌取りが多いと丸貝、サナギが勝負餌になると思ったが、アタリがなく手返しが減るのでシラサも使った。完全フカセにすると若干アタリがわかる。上がってくるカワハギは大きかった。

 時間はどんどん経過した。「今日はボウズか爆釣かの釣りだと思っていたが、悪い方の予想になってしまった。そんなうまくいかんわな・・・。釣れそうな雰囲気はあるのに。」HGにかけようという思いからたてた作戦の失敗を感じてはいたが釣り続けた。ふと気がつくと、またもや誰もいなかった。おじさんには5時10分に迎えに来て欲しいと頼んでいた。日が暮れるのは思ったより早く、5時10分は暗く、一人で海にいるのは寂しかった。4時半からは雨が降っていた・・・。遊びとはいえ、精魂尽き果てた。「次回はもっと釣れるところに行こう」と思った。今年最後の釣りは大丹生に行くけど。

釣果:ありません。