4月 1日(木) 久美浜(晴れ) 若潮
久美浜の解禁日にライバル後藤氏と対決することになった。後藤氏とは十数年来の釣り仲間で、渓流釣り・筏釣りと苦楽をともにした(ひどい目がほとんどだったが・・・)。ここ数年久美浜対決では圧倒的な大差で敗れている。当日は午前3時に自宅を出発し、久美浜に向かった。撒き餌はオキアミとアミエビ、それに1年前に買ったムギパワーに前回の余りの団子を混ぜた。さし餌はボケ40とオキアミ、合計3500円。
6時過ぎから釣りを開始した。場所は道路側カセ。撒き餌をした後、仕掛けをつくり、ボケを投入した。6時15分頃、さっそくウキが沈む。かかった。しかし、引きが軽い。上がってきたのはセイゴだった。続いてまたも、アタリ。今度はチヌだ!30p強をゲット。早くもボウズを免れた。更に次の1投にもアタリ。同サイズのチヌだ。時刻は6時半だった。後藤氏唖然。唖然としている後藤氏を見るのは久しぶりだ。とても愉快だ。楽しい。しかし、ちょっとかわいそうになった。「まあ、いいか。このまま、入れ食いだ。」次の1投はさすがに、あたらない。「あれ〜、もう終わりかよ・・・。」すると、しばらくして後藤氏が「きたーーーー!」と叫ぶ。横を見ると竿が満月だ。「ひえ〜。でかそう」何度もの締め込みをかわし、上がってきたのはまさしく巨チヌだった。無事ゲット。実寸51p。「年無しやー。なんでやねん。なんで、君にはこんなのが、食うのや。」後藤氏に同情した自分を後悔した。「うーーーん、くそ、くそ、くそ」後藤氏満面の笑み。
何とか良型をとがんばるが、何もいなくなってしまった・・・。全くアタリがない。久美浜は午前の早い時間が勝負、午後になるとアタリがなくなる。今日はまだ、7時なのに、あまりに早い久美浜状態。その後の9時間、私にはアタリは1度もなかった。アタリがないのは、後藤氏も同じだったが、12時、14時と突然のアタリを後藤氏は見事にとらえ、34pほどのチヌを2枚追加した。納竿は4時だった。またも完敗した。
当日は西中渡船では25人ほどの釣り客だったが、全体的に低調で半数ぐらいはボウズだったと思う。その中で2枚拾えたことはラッキーと思うべきだろう。しかし、どうも久美浜での相性の悪さを感じる。以前は数が少ない時でも、良型を結構釣っていた。最近は良型は全くである。麻雀に例えるなら、「引きの弱さ」を感じる。つまり、「へたくそ」ということだ。わかってても、あがれなければ、いっしょ。後藤氏は見え見えの国士無双をあがってしまう強さがある。「あーあ・・・」
久美浜では、やられても作戦を思いつけなかったが、帰りの車でひらめいた。名付けて「そう簡単に餌はあげましぇん作戦」だ。この作戦はゴールデンウィーク頃に実施できればと思う。結果はともかく、久しぶりに後藤氏と同じカセでのんびり過ごせて楽しかった。「これに懲りんと、またおいでや」と後藤氏が、去年に引き続き、釣り堀屋みたいなことを言っていた。
釣果:2枚(33p)