7月11日(日)  若狭大島(曇り後雨後晴れ) 小潮

 今回、初めて大会に参加した。若狭大島の西森渡船に到着するとものすごい人がいた。久しぶりにお会いした人達が多かったので挨拶をかわし、受付にいった。受付には今回の大会を準備してくださった飛月会のみなさんがおられた。副会長の山口さんと少しお話ができた。とても感じのよい、丁寧な方だった。くじを引いたら葉夫の4番だった。西森渡船の最近の釣果では、涙水がよく掲載されていたので、「はずれ」かなと思った。
 
 出船は4時半過ぎより始まった。私は2番船で5時過ぎに出船した。筏に着くとすぐに準備をして、釣りを開始した。わくわくするというより、若干の緊張があった。大会は釣れないと聞いていたが、まさしくその通りだった。オーソドックスな釣りを展開したが、結局チヌに出会うことはできなかった。ところで筏の方であるが、「はずれ」どころか、「アタリ」の筏だった。出船前にヒラマサさんからいい場所だと聞いて期待していたが、6人中4人が釣られた。特に私と反対の面に座られた3人は皆さん釣られ、そのうち2人が今回の大会の優勝者と準優勝者(ともに3枚)になられた。80数名中、19名しか釣れない厳しい状況のなか、もっとも釣れる確率の高い筏だったのに残念だった。普通の状況でも、毎回1枚釣るか釣らないかの釣りを展開している今の力を考えれば、釣れなくても仕方ないとは思うが・・・。あえなく撃沈したが収穫はあった。大会は釣れないのだから、最初からそれを前提にして臨むことが大切だと思った。落とし込みにもう少し時間をかけたり、餌を変えたり、遠投を中心にしたり、工夫しなければならないと感じた。後ろの方は朝一にちょい投げでボケと虫餌で釣られたようだ。人と同じことをしていても貴重な1枚にはたどり着かないことがわかった。この経験を普段の釣りにいかしていきたいと思った。もっと丁寧な釣りに心がけたい。

 釣りそのものを楽しむと言う面から考えれば、舞鶴で何人かの仲間でやる方が楽しい。特に騒然とした状況が苦手な私としては、なおさらである。しかし、大会の最も大きな意義は、釣るとか釣らないというより、釣りを通しての見知らぬもの同士の親睦にあるということが大会に参加して実感できた。これも、事前の案内、当日の受付から配船、結果集計、表彰、お楽しみ抽選会など、いっさいを取り仕切って頂いた飛月会のみなさんのご苦労があってのことだと感じた。私のような初参加者でも不安なく、十分楽しむことができた。帰りは、挨拶もそこそこ会場を後にした。眠気を我慢してやっていたので、きっと眠くなると思ったからだ。最後にこの場を借りて、もう一度飛月会のみなさんに感謝して、今回の釣行記を終わりにしたい。

P.S 佐藤さん、お疲れさま!

釣果:パッカン