11月3日(水) 大丹生(晴れ後曇り) 中潮
今回は久しぶりにトシさんと釣行できることとなった。毎回トシさんとの釣行は勉強になり、そしてなによりも楽しく過ごせる。R173が通行止めのため、R27で舞鶴に向かった。餌は丸貝、サナギ、半ボイルオキアミを用意し、現地には5時50分頃到着した。トシさんはもう到着されていた。挨拶を交わすとすぐ出船となった。私たちも含め筏釣り客は8人ほどだったが、一文字には10人以上渡っていた。おじさんによると、日曜日はボウズなしで、一人1枚から4枚ほど釣れていたようだ(何人来られていたかは不明だが)。期待がもてる、というより二人で爆釣するつもりだった。
6時過ぎより釣りを開始した。朝一の落とし込みをやり始めてすぐに気が付いたのだが、外道が一気に減っていた。サナギはカワハギにつつかれるものの原形は残ってくる。丸貝は反応なし。さすがに団子を打ち始めるとサナギはほとんど原形がなくなるようになった。よほど小さくあたっているのか、穂先には全く反応がでない。「うーーーん、活性が低いな〜。これは苦戦しそうだ・・・。」7時過ぎ、サナギがなくなったかを判別するため、少し竿を動かした。クックッーと魚の反応!即アワセ。かかった。何がかかったのか、わからなかったが引きからするとチヌっぽい。上がってきたのは30p強のチヌだった。餌が動いた瞬間に食いついたのか、居食いしていたのか、とにかく穂先には全くアタリがなかったので、釣った実感のない1枚だった。「厳しいと思ったけど、今日はやっぱりいけるかも。」という気がした。しかし、それは錯覚だった。その後は全く反応がでないままサナギはとられる。丸貝反応なし。それでも8時くらいまでは、もしかしたら・・・、というアタリが1,2度あったように思う。しかし時間の経過とともに、外道の活性すらおち、10時頃にはサナギだけでなく、半ボイルオキアミすら上がってきた。団子を数個投入し、30分ほど寝てしまった。
眠りからさめると再び、外道の活性は上がっていたようでサナギがなくなるようになった。依然としてアタリはでない・・・。チヌの気配が感じられないまま時間は経過していった。14時半、当日上佐波賀に釣行していたF氏に電話してみたところ、13時半に丸貝で1枚釣れたとのことだった。とても小さいアタリだったそうだ。「サナギはいくらやってもアタリがでない。これ以上繰り返しても釣れる気がしない。アタリがでないからあわせようがない。丸貝勝負だ。丸貝ならさすがに音もなくとられることはないはず。」丸貝にでるどんな小さなアタリもチヌと思ってがんばろうと集中した。しかし気合いとは裏腹に反応はない。落とし込みを続けた。3時過ぎ、餌が徐々に流れて筏下に入った時、突然クッと押さえるアタリ!のった!びっくりした。「え!うそ・・・。かかった。結構引くぞ。」動揺しながら、必死に巻いた。上がってきたのは40pほどあるように見えた(実際は体高があっただけで、40pもなかった)。「よし、これから夕方の時合いだ」と思った。15分後、丸貝にもう一度だけあわせられるようなアタリが1度あったが、その後、海は沈黙してしまった。そして、17時の納竿を向かえた。
当日、上佐波賀では二桁釣果をはじめ結構釣れていたようだった。大丹生は一文字を含めほとんど釣果はなかった。場所選択ミスだった。トシさんはいつも狙い場所があたるのに、今回は私が決めたばっかりに・・・。トシさんと釣り談義をしながらの釣りだったので、時間の経過は早かったが、残念な気持ちでいっぱいになった。「次こそ、二人で爆釣だ!」と誓って大丹生を後にした。
次回の釣行の頃は、いよいよ冬の釣りに突入していくと思う。外道が消えて、落ちの終盤。「今度こそ」と言って1年が終わってしまわないようにしたいものだ。ちなみに後で釣ったチヌの腹はアケミのムキミでいっぱいであった。割ってまいた大きめの貝のようだった。
釣果:2枚(37.5・32p)