1月31日(土) 吉田(小雨後曇り) 小潮
家族の同情を得ることに成功し、3週連続の釣行となった。行き先は先週撃沈した吉田である。黒鯛釣り具店でヨッシーさんと出会い2人で吉田を目指した。エサはシラサ3杯、ボケ20匹、石ゴカイ500円、合計3800円。前回、撒き餌があんまりにも豊富であったため、逆に集中できなかった反省もあり、今日はシラサを30分おきにまく程度で、釣れても釣れなくても穂先に集中しようと思っていた。出船は7時10分。雨が少々降っていたが、風はなく釣りやすい条件だった。手がかじかむので、手袋をはめた。
前回は1.3メートルの竿を使ったが、今回は遠投することも考慮して1.5メートルを使った。ハリスは2.5号。この冬から大物対策としてずっとである(今のところ魚がかからないので、何の意味もありませんが)。まず、5Bのおもりをつけていつものごとくボケを落とし込む。カセまわりをさぐったが、反応なし。次は石ゴカイ。石ゴカイには反応がでる。冬場は意外なほどの小さいアタリでも油断してはいけない。ゴカイを引っ張る外道のようなアタリをとらえた。やっぱりヒイラギだった。15分ほどでモーニングを諦め、シラサの底まきを行う。その後石ゴカイでヒイラギをもう1匹追加。ボケやシラサには反応なし。「まあ、何にもいないよりましか。チヌが寄ってくることを願ってシラサを定期的にまくか。」
8時20分頃、シラサをつけ、竿受けにおいて穂先を見ていたところ、穂先が突然海面に突き刺さり、リールが逆回転。あわててあわすが手応えはない。「しまった・・・。」糸を急いでまく。魚がついている!もう一度アワセを入れた。何かかかっている。大きいアイナメ?それともチヌ?上がってきたのは30pほどのチヌだった。連敗脱出は意外にもあっけなかった。釣ったというより、釣れた。哀れに思った神様が釣らしてくれたみたいだった。しかし、なんであれ気分が楽になった。「もう群れが寄ってきたのか?よーし!」しかし、そうはうまくいかなかった。その後は全くアタリなく時間が過ぎた。もちろん、どのエサも無傷で上がってくる。遠投を含めて、せっせとたぐりあげて手返しした。11時頃より、着底間際にアタリがでるようになった。小さなあたりであるが、時々とられる。シラサは巨大な方がさわってくる。噛みあとはチヌらしくないのがほとんどだが、それっぽいのもあったので集中した。着底間際にあたらない場合は、ほっておいてもアタリがない。動かすとあたる。とにかくあたらないと退屈なのでエサのアピールに徹した。11時半頃巨シラサに着底後すぐアタリ。「押さえた!」アタリははっきりわかった。「チヌだ!今度はちゃんとあわせたぞー。うれしい。」先ほどよりちょっと小さいチヌだった。「フグもいるけど、チヌも。やっぱりおるぞ。」12時過ぎまでに、チヌアタリが2回ほどあったが、早アワセで失敗。エビの大きさを考慮してなかった・・・。その後またもや海は沈黙した。
13時になり、アタリがないので、本格的に遠投するため1.5号の中通し仕掛けに代えようと思った。しかし、なんとなくその前に、カセの下が気になりカセぎりぎりに落とし込んでみた。しばらくして回収するとエサがない。「ほーーー。とられた・・・。」もう1度巨シラサ投入。集中。小さいがアタリ。あわせた。「のったー。チヌや。」結構引く。35pゲット。とても緊張した。「ふー、久しぶりに抵抗するぐらいのチヌを釣った。」続いて同じポイントに落とし込む。着底間際に穂先が突き刺さる。「入れ食いやー。」32pゲット。ところがこのチヌを最後にアタリがなくなった。「なぜ・・・。確かにチヌの群れがいたはずなのに・・・」おそらく。チヌの群れをとどめておくほどの、撒き餌が入ってなかったからであろう。シラサは30分ごとぐらいには底まきを行い、上まきもぱらぱら行った。しかし、今回のシラサは良型ぞろいだったので、3杯では数が少なかったのかもしれない。残念だが仕方がない。
17時20分に納竿するまで、一定のペースで釣り続けが、だめだった。せっかくよい場所にあったたのに数が伸ばせなかったことには課題が残ったが、満足できる釣行だった。今年は白石湖が調子がよいそうだ。冬の舞鶴に付き合ってくれるヨッシーさんと別れ、家路についた。「そろそろ、大丹生にもどらないと!」
釣果:4枚(35・32・30・28)