２月１１日（水）　　長浜（晴れ）　中潮

　がじろうさんとヨッシーさんと長浜に行くことになった。エサはシラサ４杯と石ゴカイ３００円、合計３５００円弱。７時に出船し、赤灯筏に乗った。シラサ、石ゴカイで探るが反応はない。早速シラサの底まきを行う。朝一アイナメが釣れた。しかし、その後全く海は沈黙した。１１時頃、一番岸よりのカセの釣り人が釣った。その後、その釣り人は１２時頃にもう１枚追加された。岸よりの筏でも、パラパラではあるが、チヌが上がっているみたいだった。「チヌ釣れるんや。がんばろ。」

　時間は経過していくが、状況に変化はない。シラサがとられることもなかった。天気はとてもよく、がじろうさんやヨッシーさんと時々話しながら、気持ちよく過ごせた。１４時頃より、がじろうさんが連続して、巨ウミタナゴ、アイナメ、ギンポを釣られる。私にも巨ウミタナゴが釣れる。状況の変化を期待したが、チヌの気配は感じられない。１５時半、突然ヨッシーさんの竿が曲がる。チヌだった。「流石やな〜。チヌいるんや。」もう一度気合いを入れ直して１６時４０分までがんばるが、チヌを見ることはなかった。

　筏から上がると、岸よりの筏で釣られていた釣り人がチヌをしめていた。数は２枚であったが、４５前後のでかいチヌだった。釣り方はおそらくブッコミだったと思う。ブッコミは舞鶴や宮津ではよくされているが、私はあまり好きではなかった。その釣り人がそうだったかはわからないが、多くは３ｍ位の柔らかい竿にスピニングリールを使用されている。アタリは竿先が突っ込むそうだ。はたから見ていると適当に投げて、博打みたいな釣りに思っていた。やっぱり、エサをまいてチヌを寄せ、微妙なアタリをかけあわす方がおもしろいし、釣りとはそういうものだと思っていた。しかし、よく考えると私は長竿も平気で使うし、こだわりは筏からチヌを釣ることだけなのだから、ブッコミを差別する必要はない。というより、警戒心が高いチヌや筏からかなり離れたところで捕食しているチヌを釣るには、むしろ博打どころか理にかなった釣り方だと思った。ブッコミへの偏見が消えるとなぜか、釣りのレパートリーが増えたような気がしてきた。ただ次回より、即座にブッコミをするかは別にして、最近あまり使わなかった中通しオモリを使用してみようと思う。長浜での連敗は止められなかったが、次につながる敗戦だったと思う。

釣果：次こそ長浜で釣る