7月4日(木) 大丹生(曇り時々雨)
夏は天気の悪い日の方が、よい日よりもましである。雨の確率70%だったので行くことにした。5時過ぎに自宅を出発し、途中黒鯛釣り具店で団子(中)、サナギ2袋、丸貝1袋を購入した。そして大丹生には7時過ぎに到着した。天気は風少々あるが、予報に反して曇天で絶好。防波堤を含めて誰もいないので、カセに乗せてもらうことにした。渡船場で出船前にイガイを採ると、小粒が多かったが十分餌としても使えるものもあった。ただ、当日はイガイの釣りになる前にサナギでの団子釣りをしたかった。
まず、カセに着くとイガイを撒いて、イガイの落とし込みから始めた。30分ほど粘ったが、アタリがなかったので、8時からは予定通り団子を投入した。10分もすると、サナギに小さな穴が開いた。外道が寄ってきたようだった。そして、8時半にはボロボロになったサナギが上がってきた。「これは活性高いな。そのうち釣れるな。」と思った。8時40分、コツとアタリがあり、すぐにモゾモゾし始めた。構えて集中すると7,8秒くらいでおさえた。「よし、チヌや!」上がってきたのはちょっと痩せた37pのチヌだった。「早くも釣れたな。」
次に釣れたのは9時10分。これもサナギハリス団子で釣れた。1枚目と同様、はっきりした前アタリの後で、おさえた。「これは二桁ペースやな。」
ただ、その後はそれらしきアタリはでない。しかし、先遣隊は到着しているので、そのうち本隊が到着すれば、もっとアタリが出始めると思った。そんなことを考えていた9時40分。サナギハリス団子が着底するとすぐに穂先が突き刺さった。アワセのタイミングが遅れたので、二度アワセを入れていると一気に引かれた。「強い!」ズルズルと持って行かれる。「持ちこたえろ。あっ」ハリスが飛んだ。あまりにもあっけなくやられたので、悔しさはなかった。ばらしたのは痛かったが、そのうちまた釣れると思った。しかし1時間たっても2時間たってもなかなかアタリがでない。「あれ〜?」ただ、11時頃からは団子を触るようになってきた。おそらくボラがいるようだった。穂先には大きな魚がハリスにすれるアタリもでるが、サナギはほとんど無傷。「サナギにあたらないのは、もしかして撒き続けたイガイに反応しているからか?」。餌をイガイに代えてみるも、突っつく魚はいるのだが、全然おさえない。状況からしてチヌがいないとは思えないので、なぜ釣れないのかが釈然としなかった。「うーーん。仕方ない丸貝にするか・・・根拠はないけど。」13時40分、5分ほど放置しただろうか、コチョコチョ触りだしたので、見ていると連続したアタリの中でやや強くおさえたので、あわせてみた。「おお!かかったぞ。」朝と同型のチヌが釣れた。ハリは下あごの外から貫通していた。「口に入ってなかったのか。」釣ったチヌは胃袋が飛び出していたが、その中にイガイが見えた。「やっぱり、イガイ食ってる。」その後、イガイ、丸貝、サナギなどをローテーションして釣った。14時10分、丸貝に今度は明確なアタリがでた。同型GET。このチヌも飛び出した胃袋にイガイが見えた。「うーーん、イガイ食ってるのに、イガイに当たらない。なぜ。」その後は、午前中のような豪快なサナギアタリを見たくて、サナギにこだわるが、ほとんどアタリはでない。「なんか、まとまりのない釣りをしてるな〜」釣れる気配がないので、15時半ごろからはイガイをメインに代えた。そして、16時10分、とうとうかけた。今年初のイガイチヌだった。
このチヌはタモの中でハリがすぐ外れた。「そうか、午前中に明確なアタリで釣れたので、活性が高いと判断したけど、本当は渋かったのかも。イガイや丸貝のコチョコチョアタリはもしかしたらチヌで、粘ったら食ってきたのか・・・。」この時間になって状況判断を間違っていたのではないかと思ったが、結局釣りを修正できず、17時半納竿とした。当日は釣果も天気も活性もまあまあの日だったと思うが、「なんだかな〜」というのが一日の感想だった。
釣果:5枚(37×4・36p)