2月21日(木) 吉田(雪)
今回は吉田に行ってみることにした。午前6時に起床して、釣り場に向かい、到着したのは8時半だった。おじさんはすでに牡蠣を引き上げて待っていてくれたので、すぐにカセを引いてもらって出船した。場所はおじさんにお任せすると、ヨットハーバー前の筏につけてくれた。おじさん曰く、「2時間は牡蠣掃除をして下さい」とのことだったが、20分ほど牡蠣ゴミを撒いて釣りを開始した。穂先を見つめる。牡蠣へのチヌアタリは、千差万別なので、集中すると同時にワクワクする。そして、10時になると早くも牡蠣にアタリが出始めた。アタリを出しているのはフグだったが、よい兆候に思えた。「今日はいけるか!」ただ、海の調子は良さそうだったのだが、空の調子は厳しくなる一方だった。雪が止まない。随分昔、吉田で釣り大会を仲間内でした時に、大雪に見舞われたことを思い出した。
4,50分に一度の割合で牡蠣ゴミを撒きながら釣り続けた。フグアタリはあったので、緊張感を切らさず釣ったが、絶え間のない吹雪に相当体力を取られた。昼からが勝負だと思ってがんばったが、13時頃になると外道の反応も悪くなってきた。筏に上がり、得意の筏の中を釣ったりしたが、よいアタリはでない。再びアタリが出始めたのは14時頃からだった。しかし、どうもヒイラギのようだった。何度もスレかがりで小さいのがあがってくる。ただ、そのうちヒイラギアタリにチヌアタリが混じってくる気がしてなかなかった。当初の予定だと、15時までに年無しを上げて納竿し、帰りに銭湯で温まるはずであったが、釣り続けることにした。ところが、雪見銭湯を諦めたのに、なぜか15時以降は潮の流れも全くなくなり、外道も触らなくなった。もしかして、大きい魚が寄ってきたのかと思ったが、沈黙の時間が続いた。そして、16時10分、ギブアップ。納竿をおじさんに電話した。迎えに来てくれたおじさんに「悲しいのぉー」と言われたが、結構楽しめた1日だった。真冬の1発狙いなので、釣れるかどうかより、期待感があるだけで十分だった。まだ、牡蠣での釣りは楽しめる。でも、今度はウキ釣りも久しぶりにしてみたい気もする。納竿時は上がっていたが、再び降り始めた雪の中、帰路についた。
釣果:海上で見る雪が綺麗だった。