7月12日(土)    大丹生(晴れ)

 海坊主さんの釣行記を読んで、大丹生筏に行きたくなった。釣行日前日に電話すると何と筏はもう1台しかあいてなかった。「人多いな・・・。」予約を迷っていると「カセなら空いている。」と船頭さんが言われた。「カセか。先週と違って今日は筏を考えていたが・・・」結局カセを予約した。当日は先週の残りのサナギを持って、午前2時過ぎに自宅を出発し、途中丸貝1パックを買って、釣り場に向かった。4時過ぎに到着するが、車で一杯。明るくなりかけてきた4時半に出船。現地でロープに付いていたイガイを調達してカセに乗り込んだ。「イガイで勝負」が今日の予定だった。イガイの方は大丹生でもやはりまだ小さく、手頃なサイズはほとんどなかった。米粒みたいなものを含めて、パラパラ撒きながら釣りを開始した。潮は澄んでおり、魚の生命反応は薄い気がした。もちろん、イガイを触る魚はいない。仕方ないので、サナギや丸貝を落としこむ。更に巨大イガイの半貝を落としこむ。7時頃に、半貝でシマイサキが釣れただけで、気配無し。「これだけ、活性がないなら団子打ちたかったな〜。」弱気な気持ちが起こる。「でも、人が多く、皆が団子や撒き餌をしているときは、同じやり方では釣れない。それが今までの経験の結果。イガイで正解なはず・・・。」当日も防波堤には10人ほどは乗られていた。

 時刻は8時をまわった。それは餌を動かした直後だった。当日始めて穂先が曲がった。しかしのらなかった。「うん?今のはアタリやと思ったけど」その後何のアタリもない。「やっぱり、中層とかの外道のスレアタリか。」そして、集中力が低下しつつあった9時半前、着底と同時に穂先が曲がった。「ほっ、アタリか!」手応えがある。「おお!やった。初イガイチヌや」上がってきたのは30p前半のチヌだったが、釣れてほっとした。「5時間かかったけど、周りでも全然釣れてないので、釣り方はこれでよかったかも」アタリは連発しなかったが、10時にも着底して、すぐに前アタリがあり、押さえた。上がってきたのは一回り大きなチヌだった。その後もあやしいアタリが2度ほどあった。
 
 当日は餌を放置したりもしたが、釣れたのは落とし込み後すぐであったので、動かす方がよいと考え、2枚目が釣れてからは定期的に誘ったり、落としこんだりした。そして時刻は11時になった。誘いあげて着底直後に押さえた。このチヌは結構強く引いて、ひやひやしたが無事GET。サイズはまた上がり、40pであった。
               
 3枚目以降はまたアタリがなくなった。しかし、大丹生の釣れるパターンの10時頃に時合いがあったので、おそらく14時、そして夕方と釣れると思った。しかし暑い。パラソルの下からは出られない暑さだった。防波堤の釣り人はパラソルもなく釣り続けている。みなさん元気だと感心した。時刻は12時半になった。「もしもし、和田です。帰るので迎えに来て下さい。」暑さに耐えて、追加を狙うより、家で野球を見たり、ゆっくりする方が1日を楽しめる。そう思った。当日は20人ほどの釣り人が大丹生にいたが、早上がりNO1であった。「まあ、楽しかった。十分。」次回もイガイでやりたいが、今年はイガイが大きくなっても、撒き餌の分を集めるのが大変そうだと思った。  

                    

釣果:3枚(40・37.5・33.5)