7月30日(水) 白杉(晴れ)
イガイでおもしろい釣りがしたくて、今度は山弘渡船にお世話になることにした。当日は4時半過ぎに現地に到着し、5時にもう一人の釣り人とともに出船した。もう一人の方は1号に、私は当初4号を予約していたが、2号に変更した。筏のイガイは結構とられていたが、裏面には今日やるには十分のイガイがあった。撒き餌をして、釣り始めたのは5時15分であった。イガイ釣りはアタリの突然感がとてもワクワクする。第1投から刺し餌を触った気がした。「おぉぉ」しかし、それは気のせいであったようで、その後アタリはでない。1時間が経過した。「今日は大丈夫。きっともうすぐアタリが出始める。」2時間が経過した。「あれ?」そして3時間が経過した。「あかんのか・・・、9時からが勝負や。」
そして、9時をまわった頃には、苦戦を覚悟した。「全然、アタリがない。活性が低いのか。それとも筏選択のせいか。」期待の10時になった。「竿下に魚の気配がない。たぶん、今日は寄ってこない。」勝負の時間帯だが、竿下を放棄し、隣の筏のと間を狙うことにした。根拠のない遠投は好きではないし、そもそも拾い釣りは釣ってもあまり達成感がない。でも、本当に魚が口を使わない日なのか、確かめたかった。手繰り上げては投げる。面倒くさい。時間は10時20分頃だった。着底してしばらくすると、穂先に震えるような動きがでた。「あたりや!」そう思って竿を握ると、すぐに穂先がゆっくりお辞儀した。渾身のあわせ。しかし、手応えはなかった。「えーーー」がっくり。その後、30分投げるも、アタリはでなかった。ラストの1時間も、いろいろやってみたが、結局アタリは1度きりであった。12時納竿。思ったような釣りにはならなかったが、いつくるかという期待を持って釣り続けられたので、楽しく半日を過ごせた。
筏からあがると山弘のおじさんが、「昨日は1番で30p前後が20枚以上、4番はイガイ釣りで釣れなかった。」と話してくれた。事前に聞かして欲しい情報だった。でも、当日抱いていた違和感が解消されたように思った。「魚の活性というよりも、釣り場、筏選択、釣り方が失敗やった。」例年のパターンで釣りをしていた自分の考えのなさを指摘されたようで、いい勉強になって、ちょっとうれしかった。、次は楽しめる展開にもっていきたい。
釣果:次へのステップ