８月１６日（土）　　　　青井（雨）

　今回はマーやんと青井のマル拓渡船さんにお世話になることにした。青井は７，８年前に行ったきりでほとんど印象がない。５時に釣り場でマーやんと合流し、５時過ぎに出船した。筏群に付くと岸から見ていたより筏の台数が多く、舞�Iで一番雰囲気があるように思えた。当日はマーやんも私もサナギの団子釣りを予定していたが、人があまり乗っていない筏らしく、結構イガイが付いていたので、まずはイガイでの釣りからスタートした。釣り開始から２０分ほどたった５時半頃だったか、マーやんの「あたった！」という声で、マーやんの方を見た。すると２秒後くらいにグゥーンと穂先が海に突き刺さった。「うぉー」マーやんの竿が弓なりになる。いきなりの大物だ。魚は沖に走っている。とれるチャンスだが、すごい引きなのは横から見ていてもわかった。そして、長いやり取りの末に上がってきた魚を見てびっくり。「でかーーー」いきなりの５３．５�pだった。「えーー、すごすぎる。」自分も波に乗ろうと集中する。その２０分後の６時前、またもやマーやんの竿が曲がった。今度もでかそうだ。またも長いやり取りでGETされたのは、４９．５�pだった。「ひぇー、大型連発。どうなるんや今日は！」なんとか、早く１枚釣りたいと更に集中するが、穂先からの反応はない。「イガイ釣りは３メートルも離れたら、天と地ほど釣果がかわることはよくある。筏下にいたら、もうあたってもおかしくない。寄ってくるとしてもまだ時間はかかる。それにマーやんの方に寄る可能性の方が高そうや。なんか釣るれる気がしない。」釣り座を離れ、探ることにした。筏の裏面に行き、左端にイガイを落としこむ。しばらく待つも、反応なし。すぐに移動し、次は筏の真ん中あたりで落としこむ。すると着底してしばらくして、コンとアタリが出たかと思うと間髪入れずに穂先が突き刺さった。２投目でのアタリでビックリしたのもあって、ワンテンポあわせが遅れたように思えたので、２度アワセを入れて、巻き取りを始めた。結構引く。「いい型や。なんとか。」しばらくのやり取りの末、姿が見えた。すくおうとすると、筏下に潜られひやっとしたが、無事GET。４７．５�pだった。１枚釣れてほっとした。

　　　　　　　　　

　その後も裏面を釣ったが、たまたま鼻先に餌を落とせて釣れただけなのはわかっていたので、しばらくして釣り座に戻った。1枚釣れたので、落ち着いて竿下で粘ろうと思った。集中するがアタリはでない。1時間半が経過した7時５０分ごろより団子釣りに切り替えた。９時頃から、外道が出てきて、サナギがかじられるようになった。そして、１０時にはするどいアタリがでた。竿下の中心はカワハギだと思ったが、そのなかにカワハギではない大きな魚がいる気配が、穂先の動きから感じられた。１１時、細かいアタリにあわせた。引きからするとチヌだと思ったが、アタリは非常に軽いものであった。上がってきたのは、３５�pのチヌだった。「アタリはともかく、サナギハリス団子で釣れたぞ。型もまあまあや。ここからが勝負！」いける気がした。
ところが、アタリは続かない。外道の活性ばかりが上がり、サナギはあわせるようなアタリがでないままなくなった。イガイや丸貝は触ってはくるが、食い込まない。おそらくチヌではない。同じような状況が延々と続いた。遠投や落とし込みなど、いろいろ工夫するがアタリはでない。天気はずっと雨。朝からずっと夕方のような空だった。疲れてきた。

　　　　　　　　　

　時刻は１５時半になった。するとマーやんの竿が突然曲がった。すごい引きだ。「おおぉぉぉ、またも大物や！」長いやり取りで上がってきたのは、当日３枚目の大型、５０．５�pだった。「すげーー」餌はイガイだったそうだ。私もイガイ中心にやってみる。しかし、その後アタリなく、１７時に納竿した。久しぶりの青井は、アタリこそ少なかったが、大型が多く、船頭さんも気さくでまた来たいと思った。１７時半、マーやんからもらったお土産を乗せて帰路についた。

　当日は大雨洪水警報が出ていたことは知っていた。しかし、それほどの強い雨にもあわず、釣りを楽しめたと思いながら運転をしていたところ、綾部に入ったころから雨が強まり、すぐに豪雨となった。恐怖を感じるような雨は、２度目だった。１度目も綾部だった。綾部市内を緊張して運転した記憶がよみがえり、綾部を抜けた後の山肌を走る経路にも不安を感じた。「どうしよう・・・。」前方も見えにくい状態だったが、進むしか思いつかなかった。するとそこに綾部安国寺のインターの看板が見えた。「このまま、２７号をすすむのと、高速、どちかが安全か。」咄嗟に高速にのった。高速も多くの車が徐行運転をしていたが、綾部から和知への道は、トンネルが多く、雨の激しい地域をうまく通りぬけられた。「すごい雨やった。舞�Iであわなくてよかった。天気予報はこれからもっと真剣に考えないといけない。」一日の最後にそう深く反省した。

　　　　　　　　

釣果：２枚（47.5・35.5�p）