２月２３日（日） 上佐波賀（晴れ）
やっと都合と天気がそろって釣行できるようになった。前日は結構ワクワクした。４時に起床して釣り場に向かった。飯も前日に購入していたので、ノンストップで上佐波賀に到着したのは６時１５分頃だった。釣り客が多かったせいもあり、いつもより早い６時半に出船となった。２４番筏に上がり、まずは牡蠣作業を始める。釣り開始は７時前であった。朝の１投は毎回楽しみだが、今回も穂先が突っ込むことはなかった。何の生命反応もないまま、３０分が経過した。すると当日初めてのアタリがでた。コツとしっかりとした反応が穂先にでた。そして、次のコチョコチョで思い切ってあわせた。しかし、一瞬の手応えを残してばれてしまった。「うん？今の手応えは何や。チヌか・・・。障害物か・・・。何にせよアタリ自体はチヌっぽかった。」魚が散るようなバラシではないと思ったので、次の１投に気持ちを切り替えた。再び牡蠣を投入。すると着底してしばらくすると、前アタリから連続して餌を突き出した。先ほどの失敗は早アワセと思っていたので、しっかり食い込むまで待とうと思った。コチョコチョではなく、穂先が押さえられた状態まで我慢し、渾身のアワセを入れた。「よっしゃきた！早くも釣れたぞ。良型や。」たぶん、顔はほくそ笑んでいたと思う。「今日は大釣りできるかも」そんなことを考えながら、魚とやりとりした。半分以上巻き上げただろうか、突然穂先がはねた。「えっ。ばれた・・・。朝一ばらしかよ。やってしもた・・・、最低。」久しぶりに落ち込んだ。切り替えるのに少し時間がかかったが、まだ７時半過ぎだった。「ばらしても釣れるときは釣れる。」そう言い聞かせて、集中しようとした。アタリはない。まずいかと思い始めた８時、久しぶりにアタリがでた。前アタリからあわすまで、３０秒ほどあったであろうか、タイミングよくあわせられた。「よし、今度こそ！」全然引かない。ただ重いだけ。「あれ～、これ魚か？牡蠣ロープを引き上げてるのか・・・。」引かないので緊張感もない。もうそろそろかと思って、海面を見ていると、筏下からヌボ～とチヌがあらわれた。急いですくった。大きなチヌだったが、痩せて腰が曲がっていた。更に水圧で腸が出ている。「・・・、チヌには悪いけど、ちょっとなあ・・・。」後で放流しようと思って空気抜きをするがあまりうまくいかなかった。
釣れたわりにはテンションは上がらなかったが、次を狙うことにした。ところが・・・、それから１時間経過してもアタリがない。「えーー、なんで。これで終わりとか・・・。」だめなのかと思った９時２０分、かけられなかったが、久しぶりにあわせられそうなアタリがでた。「おお！」そこにがじろうさんから電話。がじろうさんの電話はいつもチヌを呼ぶ。１０分ほど話して、再び釣り開始。次の１投は回転せずに、一直線に左方向に向かって沈んでいった。あまり好きではない牡蠣の沈み方であった。結構左にずれた位置に着底したが、しばらく放置することにした。５分ほど経過して、次の牡蠣の蓋をあけていると、突然穂先に強くはっきりしたアタリがでた。慌てて竿を握り、穂先を下げた。チヌアタリだと思ったので、一呼吸おいて、穂先のアタリは分からなかったが適当にあわせた。重量感が伝わってくる。かけた場所からして、筏下に入られたら、必ずロープにまかれると思った。なかなかの引きである。「もしかして年無し？」何度も強く引かれるが、チヌは筏方向にはいかない。「いけるかも！」やがて、竿下にチヌが見えた。すくおうとすると再び潜る。二度目ですくった。「やった。いいチヌや。」うれしかった。満足。
続けて釣れるかと思いきや、またも静かな時間が流れ出した。何の反応もない。当日は屋根付きに２人、３番に２人、７番に１人、１７番に１人、１９番に２人の釣り人がおられたが、釣れている様子はない。潮が悪いという状態だった。「だめだ・・・。」そう思ったが、何かの拍子にまた釣れることを期待して、餌を投下し続けた。１度のアタリもなく、１３時になった。すると、かれこれ３時間半ぶりにアタリがでた。コツ・・・コツ・・・コツとはっきりしたアタリがでる。つっつくアタリではなく、押さえるアタリを辛抱強く待つこと１分、渾身のアワセを入れた。しかし、またもや一瞬の手応えを残してばれた。「あ～・・・、せっかくのアタリやったのに。」またあたることを願ってがんばるが、寒さで戦意が低下した。当日は晴れていたが、風があり、その風が冷たかった
いつやめようかと迷いながら１６時までやったが、結局アタリはなかった。舞鶴は潮が速く流れることはあまりないが、午前中はそれでも牡蠣が徐々に潮に押されるのがわかったが、１０時頃からは全く動かなかった。やはりそういう時はだめなことを再認識した。正直なところもう少しアタリが見たかったが、仕方ない。帰ることにした。
釣果：２枚（48×2）
