4月1日(火) 上佐波賀(晴れ)
上佐波賀のポイントカードがいっぱいになったので、今年最後の牡蠣チヌをすることにした。2日前に電話すると24番と17番に先約が入っているとのことだったので、3番を予約した。当日は、4時過ぎに自宅を出発し、ボケを15匹買って、6時半頃に渡船場に到着した。2人組の先客さんとお話をしながら、出船を待った。17番は乗らないので、譲って下さったが、予約した3番に乗ることにした。いつものように7時出船、残り3本となった牡蠣ロープのうち、1本引き上げて作業し、釣りを開始したのは7時15分であった。全然、アタリはない。頻繁にアタリがあるとは思っていなかったので、突然のアタリをとらえることだけ考えていた。1度のアタリもなく時間は経過した。天気は今シーズン最高。暖かく春を感じた。
当日初めてのアタリは9時であった。着底してしばらくするとコツコツと前アタリがあり、すぐにモゾモゾ触ってきた。時間帯としては予期していた時間であったので、慌てることはなかった。10秒もしないうちに若干押さえた位置でアタリが始めた。「あわせたら、かかるかも。どうする・・・、完璧に引き込むまで待つのか・・・。」迷ったが、穂先を下げて3秒ほどで山勘であわせた。「よし、かかった!」糸を出されるほどの引きはないが、強くてなかなか巻けない。しかし、筏下にはロープは2本しかない。ロープにやられる可能性は低かった。だんだんと魚は上がってくる。そして、筏下に最後で少し入られたが、無事に引き出し、魚が姿を見せた。「おお!でかい。いい型や!」はかると49pの後半はあった。「50になるかも。」計測時間は2分ほどかかったが、魚をしっかり押さえて角度を変えて、なんとか50pに到達した。「何か、ちょっと微妙やけど、年無しGET!!」大満足の1枚であった。
アタリはもちろん連発することはなかった。次にアタリがでたのは9時50分。コツと強く突くアタリ。「うん、これは!このアタリ方は何回かやられると餌が切れる」経験上、そう思った。そして更にもう一度強く突いた時にあわせた。「あっ」乗らなかった。「仕方ない・・・。今のアタリはチヌやな。」3度目のアタリは11時。餌が着底すると同時にビビビとあわしどころのないアタリで餌がとられた。「う〜ん、無理」その後は魚の気配を感じない状態が続いた。次回は久美浜を予定しているので、長竿をセットしてボケで流してみた。無反応。ゴミも11時には撒き終えていた。「もうあかんやろ、ゴミを撒きたいけど、もう一本牡蠣あげるのはやめよう。1枚釣れているし、後は納得するまでやって終了しよう。」ひたすら牡蠣の落とし込みを続けた。
時刻は12時を過ぎ、13時を過ぎた。筏からボーと上佐波賀の村を眺めながら、釣りをした。岸では数人の小学生がワイワイ言いながら、釣りをしていた。山肌の畑をおばあさんが耕していた。釣ろうという気持ちは薄れていた、13時半突然着底後、モゾモゾと触った。「え!アタリか。」そしてすぐに穂先がククッと入った。「かかった。チヌや!」慎重に取り込んだのは40p強のチヌだった。「おー、なぜか、釣れた」
そして、次の1投でもアタリ。「時合いなのか!よしまたかかった!」結構重いがツッコミは弱い。上がってきた魚を見て、思い出した。「そう言えば、大丹生に行ってないので忘れていた。カレイや。連発やと思ったのに。」更に14時にもアタリ。これはググゥと手にアタリが伝わってきて、咄嗟にあわせたが、タイミングがあわなかった。「今のはチヌやな〜。うーーん残念」
その後、アタリはなく、15時40分納竿とした。納得できる釣りができてよかった。陸に上がるとがじろうさんが来てくれた。30分ほど談笑した。今年初めて天気に恵まれ、気持ちがよかった。がじろうさんと別れ、帰路についたのは16時過ぎだった。満開の桜がそこかしこに見られた。釣りの帰りにその時期の風景を楽しめるのも、早上がりのおかげだろう。でも、ふと思った。筏の上に一人立って眺めた、シルエットになった防波堤とその先に広がる夕闇の海が懐かしいと。「西田のおじさんも私も年を取ったということだろう。ゴールデンウィークには大丹生に行こう。日没を見るには、昼から行くか。」
釣果:2枚(50・41.5)