8月4日(金) 大丹生(晴れ時々曇り)
今回はF君と行くことになった。4時前に我が家を出て、途中黒鯛釣り具店で団子(大)、サナギ2袋、丸貝1袋を購入して、5時半頃、大丹生に到着した。一文字には、夜釣りの釣り人がカセ近くにまだ2人釣っておられたが、予定通りカセに乗ることにした。丸貝やサナギを落とし込むがアタリがないので、すぐに団子を打った。生命反応は感じない。潮は全く動かず、油みたいなものも浮いている。まるで神戸港の岸壁で釣りをしている雰囲気だった。「釣れる気がしない。」釣れないと、二人で乗るカセの狭さが気になってくる。場所を変わりたくなってきた。そして、釣り始めて2時間が経過した8時に西田さんが見回りに来られてので、筏に場所を変えて欲しいと頼んだ。新たに運んでもらったのは、真ん中の筏だった。
筏でも潮は動かないが、最初の1時間で2度ほどサナギがかじられた。チヌはいそうだったので、移ってよかったと思った。しかし、そう上手くはいかず、その後は全くアタリのない時間が経過した。移動して2時間たった10時になってもだめだった。「大丹生の時合いタイムもあかんか。」ただ、粘り強く打ち返していれば、どっかでワンチャンスはあるとは思った。それからは暑さと退屈さとの勝負だった。
状況に変化が現れたのが、12時半だった。突然、明確なボラの団子アタリが出始めた。それと同時にサナギもかじられるようになった。チヌは近くにいることは、予想できていたので、口を使うタイミングがきっと出ると思った。「釣れる。」毎投ごとに団子アタリがある。13時、団子と別打ちでサナギを落とし込んだ。当たってこないが放置すると、少し筏際に流されたところで、微細なアタリが出た。10秒ほど触ってはいるが、押さえないので思い切ってあわせた。「お!」上がってきたのは30㎝ほどのチヌだったが、やっと釣れてほっとした。タモのなかでハリは外れていた。やっぱりあのようなアタリであわすと食いは浅くなると思った。
その後、さらに魚の活性が上がった。13時30分には穂先が突き刺さるアタリで36㎝、14時にも同型を釣った。F君にも1枚。団子釣りらしい時合いの迎え方になり、暑い中頑張った甲斐があったと思った。
14時からはサナギへのアタリがでなくなった。2枚目を釣った後も警戒したのか、アタリが遠くなったので、きっとしばらくしたらまた釣れると考えて打ち返した。ところが釣れないまま1時間が経過してしまった。「次の時合いは前回同様、16時以降くらいか。でももう疲れた・・・」15時半にF君が丸貝で40㎝弱を釣るが16時を前にして、やめることにした。二人で5枚。何とも言えない釣果だが、魚を寄せた実感はあった。おそらく明日この筏に乗った人は、いい釣りができるのではと思いながら筏を後にした。
釣果:3枚(38.5・36・31.5)