2月26日(日) 大丹生(曇り時々晴れ)
仕事や天候、家庭の事情などで、なかなか釣りに行けなかったが、やっと落ち着いて釣りができそうなので、久しぶりに行くことにした。当日は5時過ぎに自宅を出て、7時には大丹生の真ん中の筏の上にいた。牡蠣掃除をして、ライントラブルをなんとかして、第1投をしたのは7時半頃になっていた。着底したのを確認するとすぐに反応がでた。「え!もうアタリや。」びっくりしてはずしてしまった。2投目にも反応がでる。押さえるのを待つが、小アタリで終わってしまった。上げるとハリがない。「さっきのもフグだったのか?」3投目はアタリがない。「フグは何処へ?もしかして大物でもよったか。」するとしばらくしてアタリがでる。今度もしっかり待つと、穂先が押さえられた。あわすと確かな手応え。「これは!」上がってきたのは良型チヌ。痩せていたので、大した抵抗もなかった。「あら。もう釣れた。」
連発するかと思ったがそこまで甘くはなかった。その後はフグにハリをとられる。8時15分頃に巨フグを釣ると、フグが大人しくなった。8時半に小さなアタリをおわすと、しっかりした手応え。「よし!きたか!あれ・・・?」上がってきたのは大丹生定番の良型カレイ。36㎝もあったが、大丹生では珍しくない。
しかし、アタリがあったのはここまで、9時頃からは何もあたらなくなった。「朝一あんなに活性あったのに。」無反応な海にひたすら手返しと撒き餌をした。そして次にアタリがでたのは11時45分だった。突然、堅いアタリでコンコンと突かれ、餌をとられた。「今のはチヌっぽい。」すぐに次の牡蠣を落とし込む。着底するとすぐ触ってきた。モゾモゾしたかと思うとすぐに穂先が海中に引き込まれた。「うぉ」とっさにあわすが素バリ。「うわ~、しまった-」すぐにもう一投。これまた、すぐにアタリ。モゾモゾやった後に、フワフワ穂先が揺れている。「食え!・・・あれ」またも餌をとられてしまった。そしてアタリがなくなった。ミスを犯してしまったが、チヌがいることには確証が持てた。昼からのチャンスに期待した。13時頃からは、時々小さなアタリがでるようになる。牡蠣でのアタリは千差万別であり、どんなアタリも油断できないと思っているが、どうも押さえるところまでいかない。「なんか変やな。」14時頃、とうとう犯人をかけた。30㎝弱のカレイだった。「またか。」その後もアタリはあるがかからない。「とにかく、カレイであっても早合わせはかからない。押さえるまで待とう。」
15時過ぎ、チョンチョンアタリが続いて、少し穂先が持ち込まれたところであわすとのった。「うわ!」またも軽く30㎝を超える良型カレイ。「よう釣れるわ。」次の一投もコンコンコン、グイ。今度はポン級アイナメ。「すごい海やな。良型の冬の美味しい魚がそろったけど、チヌが釣りたい。」
穂先に集中する。15時40分、モゾモゾアタリの後、すぐに押さえるアタリがでる。「これは!」一気にあわすが、手応えがない。はずしたと思ったら、1秒ほどの間があり、手応えが伝わってきた。どうしてそんなことになるのかわからないが時々あるので、かまわず巻き取る。「うぉおお、強いぞ。間違いなくチヌや。」何度も何度も強烈な突っ込みがある。朝方になぜかよくラインが切れたので、不安だ。慎重なやりとりの末に姿が見えた。「よし!」引きからすると年無しクラスかと思ったが、そこまではなかった。ただ、良く肥えた良型だった。満足した。写真を撮って釣り座に戻って携帯を見るとがじろうさんからメールがきていた。まさしく釣れた時間だった。「流石だ。」
2枚目のチヌを釣って大満足だったが、納竿予定は17時だったので、まだ追加が狙えると思った。16時を過ぎると急に暗くなってきた。ただ、まだいそうな気がする。すると16時15分、堅いアタリが再び出始めた。「たぶん、チヌ。」17時までには、きっと追加できると感じた。ところが、風雨が急に強くなりだした。筏群の他の釣り人二人はもう片付けており、船頭さんも迎えにきた。「せっかくの時合い。釣りたいけど、無理はあかん。」いったん岸に戻る船頭さんに折り返し迎えにきてもらうよう合図して撤収作業を行った。ところが10分後の16時40分に船頭さんが迎えにきたときは、海は穏やかになっていた。「なんや。もう一枚いけたかも。でも、判断はこれでよかったんやろな。」
岸に上がるとがじろうさんが来てくれていた。いろいろ話した。牡蠣好きのがじろうさんにあげる牡蠣が残っていなかったが、カレイを2枚もらってくれた。がじろうさんはチヌは食わないがカレイは食べるらしい。初チヌはリリースした。何とか産卵して欲しいと思った。40分ほどたった17時半、帰路についた。まだ明るい舞鶴の町を走った。気持ちの良い一日だった。
釣果:2枚(47.5・47)