4月6日(火) 大丹生(晴れ)
春最後の釣行に出かけた。7時過ぎに出船し、前回釣れた筏に乗った。前回の残り牡蠣やフロートの牡蠣などを撒きながら釣りを開始した。アタリがないことは予想していたので、広範囲を根気よく探った。しかし、アタリはでない。真牡蠣の出荷は4月16日までだそうだが、平日のせいか誰も牡蠣掃除には来られない。アタリもないし、漁師さんもいないのでは釣れる気が全くしなかった。10時過ぎ、耐えきれなくなり、船頭さんに電話して一文字に場所替えしてもらった。一文字の階段で、かかり釣りをされる方はいるが、私は始めてだった。風の影響も受けないし、ちょうど1人がおさまるスペースで落ち着く。
第1投をするとすぐにアタリがでる。「魚いるやん。」という気持ちが起こり、適当にあわせてしまった。しかしアタリは続かず、少ないチャンスを逃したことを後悔していると、11時頃から牡蠣漁師さんが作業に筏群に2人来られた。適当なあわせに対する後悔と漁師さん登場のチャンスに我慢できなくなり、またも船頭さんに頼んで場所代わり。今度は小屋付きに乗った。一文字から見ると小屋の隣の筏で作業されていたので移動したのだが、意外と離れている。おまけに結構な風が吹いていたので、到底投げても届かなかった。船頭さんに無理を言っての移動だったので、何とか釣りたかったが厳しいと感じた。
ところが漁師さんがわざわざ牡蠣ゴミを捨てるときに、作業している船の舳先までシャベルでゴミを持ってきて、私の方に何度も何度も撒いてくれた。遊んでいる私に気を遣ってもらい、申し訳なく思うと同時にうれしく思った。そのおかげで、納竿の16時までに6,7回の魚のアタリがあった。あきらかなチヌアタリではなかったが、牡蠣へのアタリはいろいろある。チヌだったかもしれないが、今考えるとことごとく早アワセをしてしまった。悔しかった。
陸に上がるとがじろうさんが来てくれていた。世間話を30分ほどした後、帰路についた。舞鶴の桜もほとんど散ってしまっていたが、今年は何度か桜を見ながら散歩した。あらためて日本には桜が多く植わっていると感じた。釣行日の前日は、愛犬のサボと2人で美山に行った。観光客のまったくいない茅葺きの里散策はとても楽しかった。写真も30枚ほど撮ったが、そのほとんどは2回みたいとは思えない出来だった。「残念だけど、次こそは!」
釣果:いろんな所へ行ってみたい。