1月3日(月) 上佐波賀(晴れ)
昨年は納竿釣行もできないまま、バタバタのうちに終わってしまった。正月も多くの渡船屋さんが休業だったので、知人のOさんに頼んで、Oさんの筏に乗せてもらうことになった。F君とともに渡船場に到着したのは7時過ぎ。Oさんは作用場にストーブを焚いて出迎えてくださった。新年早々からお邪魔したのに、笑顔で待っていてくれるOさんにお会いすると昨年の疲れを忘れ、今年はいい年になると感じられた。しばらく談笑したのち、筏に送ってもらった。牡蠣ゴミを撒いて釣り始めたのは8時前だった。F君に第一投から釣れることが、よくあると話していると、早速細かいアタリが出始めて、しばらく待ってあわすといきなりの手応え。上がってきたのは40㎝弱のチヌだった。筏の裏側で作業をされていたOさんと共に笑ってしまった。「運だけ。」
その後は時々フグにハリをとられたがチヌアタリはでない。活性が悪いかと思ったが、F君の方は10時くらいまでに筏の裏側を含めて3枚釣り上げている。チヌはいるし、活性もそこそこあるのはわかったがアタリがでない。流れの悪さを感じたので、私も筏裏でやってみようと思い、10時半に移動した。すぐにはアタリがでなかったが、上への誘いを何度か行い、更に牡蠣を数メートルまきあげて筏の真ん中から筏端に移動して落とし直すと、着底直前にコツとあたった。そして着底後、しばらく待つと、再びアタリが出始めて押さえてきた。1枚目と同型のチヌが釣れた。さらに元も釣り座に戻ってからも11時に1枚追加した。ペースが出てきたように思えたが、ペースを掴んだのはF君だった。12時頃から筏裏で、大連発。良型をことごとくバラしていたが、楽しそうだった。
私の方は、F君の時合いが終了してからしばらく経過した13時50分に小チヌが釣れただけであった。14時以降はアタリ無く、16時に納竿した。枚数的にはF君5枚、私が4枚だったが、アタリの数はF君は私の5倍、チヌの総重量も3倍はあったと思う。炸裂することがここ数年めっきり減ったので、釣果の方はこんなもんかなと思った。16時半に陸にあがり、再びOさんと話した。私のわがままを聞いたがために、Oさんには迷惑をかけているようだったが、Oさんは笑顔だった。お礼を言って釣り場を後にした。年1回、Oさんと楽しく話せる、それが長年釣りを続けてきた財産だと思った。
釣果:4枚(40・39・37.5・26.5)