2月27日(日) 大丹生(曇り時々小雨)
「引退して第2の人生をゆっくり生きる」そんな時はくるのだろうか・・・。次から次へと心配事を起こってくる。対応するには、自分の考えを整理し、新たな価値基準を見つけなければならない。誰かが言っていた。人生は「自分を見つける」のではなく、「自分を作る」ものだと。言うほど簡単なことではない。疲れる。天気が良くないのはわかっていたが、海を見に行こうと思った。
渡船場に7時頃到着すると、船頭さんがちょうど船を乗り場につけているところだった。支度をすぐにしてもう一人の釣り人と出船した。風が結構吹き、空は白い霧がかかって遠景は見えない。風は嫌いだが、冬の日本海の灰色の空は嫌いではない。「白より鉛色がいいのに。」そんなことを考えながら、前回と同じ2番に上がった。牡蠣ロープを引き上げ準備する。「この天気では、漁師さんの作業もないだろう。今日はこの筏と心中。」午前中から勝負をかけて、どんどんゴミを撒くが直下ではアタリがでない。風のためか、対面の筏との距離が近い。直下にこだわらず、開始1時間もしないうちから、投げを開始した。特に右前の筏は作業を頻繁にしている雰囲気があった。すべて投げて、午前中に全部で5回アタリがでた。特に右前の筏付近で3回。5回中3回はチヌのように感じたが、ことごとく失敗した。人生の迷いがタイミングを狂わせたのか・・・。とても残念だったが、面白かった。午後からは全く気配がなくなり、16時納竿した。
陸に上がると、仕事途中でがじろうさんが来てくれていた。30分ほど話した。このまま、夕暮れになれば写真でも撮るのに。仕事に行くがじろうさんと別れて帰路についた。あともう少し、もう少し、また頑張ってみよう。
釣果:運気回復