6月26日(日)   大丹生(晴れ)

 

 そろそろ、イガイでチヌが釣れるかもと考え、大丹生に釣行することにした。釣り場には5時半頃到着し、イガイを採取してカセにのった。イガイの採取時に気がついたが、まだ早かった。イガイは米粒から豆程度で、探せば刺し餌にできるものはあるが、小さすぎた。ともかく、やるしかないので、準備して釣り始めた。稚貝を撒いて釣りを開始した。アタリはない。巨イガイの両貝には反応はあり、ガシラなどの根魚がポツポツ釣れた。サナギで試すとかじられた。切り口はチヌではなさそうだったが、サナギに反応があるということは活性が高いのかと思った。しかし、魚の活性は1時間半程度で消えて行った。イガイの盛期ならよくある朝の時合いの時間だけ。活性はなくなり、イガイの両貝も反応はない。稚貝団子でやったり、巨イガイを潰して撒いたり、やってみるが反応でない。その中でも、両貝より半貝が多少反応があるように思えたので続けていると、9時頃突然、前アタリの後、きれいに押さえた。完璧なタイミングであわせたが、かからなかった。「チヌじゃなかったのか・・・。」
 
 それからは全く活性のない状態が続いたが、チヌはいるはずだから、外道もいないし寄ってくれれば釣れるだろうと思った。もし反応がこのままなら、14時くらいに早上がりすればよいと考えた。そこに10時半頃、船頭さんが見回りに来られた。釣果を聞かれて苦笑いしていると、筏に代わることを船頭さんから勧められた。自分から頼むことはたまにあるが、今回は早上がりする気でいたので、筏代わりは考えていなかったが、船頭さんから言われた時は素直に従うことにしている。諦めムードだったが、船頭さんの好意に応えて釣らないと思った。早上がり計画はなくなり、何とか釣ろうと思った。

 2号に乗って釣りを再開した。両貝での最初の1投には、外道の派手なアタリが出て期待したが、やはり後は続かなかった。筏には様々なサイズのイガイがあるので、刺し餌には困らないが反応はない。全く魚の気配を感じないので、牡蠣でやることにした。直下だけでなく、牡蠣を遠投した。冬場にやる釣りをこの時期やるとは思わなかったが、牡蠣ですら突く魚すらいない。岩牡蠣の作業をしているであろう筏周辺まで大遠投すると、やはり反応がでて何度か餌をとられたが、確実なチヌアタリでもないので、風の強い中でずっとやるのは厳しかった。結局、釣ることができずに15時半に納竿した。

 海の状況的には、水温がまだ低く、海の季節の進み方が遅いと思った。イガイ釣りの盛期はいつもより7月後半かも。ただすでに地上の猛暑は始まっているので、体調に気をつけてやろうと思う。当日は久しぶりの釣りなので釣りたかったが、船頭さんの好意だけで十分であった。今度は大丹生の釣果欄に貢献できるように早目にリベンジしたいと思う。

    

釣果:サボは根魚のお土産に大喜び