12月10日(日)   大丹生(晴れ)

 いろいろ、一度に心配事が重なった。考えても自分ではどうしようもない部分が多かったので、心配事を少し忘れる意味もあり、釣りに出かけた。行き先は余裕がないので、一番安心感のある大丹生。前日はトシさんが大型を上げたそうだ。この日は筏は私だけ。4番でやることにした。朝一からコーンはとられる。サナギを中心にするが、サナギも穴を開けられる状態が続いた。一時的にコーンが残る時間帯もあったが、穂先にほとんど反応がでることなく、サナギがボロボロにされる。カワハギは元気であったが、それは望むところであった。カワハギ地獄の中からチヌを釣り上げることが、今年終盤での目標だったからだ。餌の中で一番反応がわかりやすいのがオキアミだったが、反応が出ても外道では意味がないので、基本はサナギで勝負した。チヌらしきアタリはでない。

 異常気象のせいで12月とは思えない暖かさだった。気候がよいので、時間の経過は短く感じた。時刻は昼を過ぎた。この頃から、穂先に結構反応が出始めた。サナギへの反応はあるし、外道の活性も更に上がっている。チヌの釣れる雰囲気はあると思った。しかし、一方では潮は完全に止まり、無風。海の変化は全くない状態だった。外道の活性だけ上がり、チヌは食い気がない状態があるのかと思うが、このところの釣りはそういう結論がでている。何とか釣ろうと工夫するが、怪しいアタリすら出せない。そして時刻は14時になり諦めた。もともと釣りに行こうと思って来たわけでなく、消極的な意味で海に来ていたので、戦意が続かなかった。

 ところで今シーズンは、大丹生で例年になく団子釣りを楽しめた。結果はカワハギが大量に出てくると、打開策が見つからず完敗であった。釣れる餌で釣れている釣り場に行くことが、釣果を求めれば大事なことだが、まあ今の生活リズムでは、何とか釣りに来ているだけでもましかと思う。今年は、もしかしたらこれが最終釣行かもしれないが、次に行くときは釣る気満々で望みたい。

釣果:カワハギさん、流石です。