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10月24日(金) 大丹生(晴れ時々曇り)
今回は大丹生で丸貝でよい釣りをしようと思った。当日は4時半過ぎに自宅を出発した。黒鯛釣具店には丸貝はないことを前日に確認していたので、ポイント釣り具で買おうと考えたが、残念ながらそこにも売ってはいなかった。釣り場に到着したのは6時45分頃で、7時10分頃出船し、小屋付き筏に乗った。筏に乗って、釣り座決めて、海を見たとき、なんとなく魚の気配がないように感じたので、フロートに付いていた牡蠣を落としてみることにした。牡蠣を投入すると、なんと底まで取られずについた。アタリはでない。その後、牡蠣を動かしたりすると流石に細かいアタリはでるが、なかなか取られない。3分ほどして、取られるというよりは切れた感じて、第1投が終わった。団子を投入し、その後はサナギとコーンで手返ししたが、当然何の反応もない。前回の山弘渡船での外道の多さと比べると、想像できない海だった。その後、数投目にサナギコーンに合わせられるアタリが出て、団子を打てば状況が変わるのかと期待したが、アタリは続かなかった。
全くアタリがない時間が30分ほど経過し、どういう状況か戸惑っていると、今度は対面の筏に漁師さんが来られて、何と牡蠣掃除が始まった。10分ほど迷ったが、船頭さんに電話して、筏を代えてもらった。4号筏で釣りを再開したのは8時半だった。しかし、予想はしていたが、この筏でもいっさいアタリはない。表層にも一匹の外道も見えない。表層から底まで何もいない。確かめるため、牡蠣で釣りをすることにした。4号はあまり人が乗らないので、フロートに結構大きな牡蠣がいくつも残っている。おそらく1時間以上、7,8個は牡蠣を落とし込んだが、1度も触らない。冬の海でももっと反応はある。毒でもまかない限り魚が海から消え去ることはないので、口を使わないのだろうが、予想していない状況にびっくりした。10時半には帰りたくなった。ついていないというか、「いつ、どこで、何の餌で釣る」かは釣りの実力の大きな要素なので、つくづく自分は下手だなと思った。11時からはいつやめるかだけが、関心事になった。団子など大量に余っているので、どんどん投入した。
13時半にやめることにして、釣り続けた。12時になった。小さめの牡蠣を落とし込んだ。着底し、しばらくした時だった。コンコン、クゥといアタリが突然あった。あわせると手応えがある。しかし、大きくないなと感じた瞬間ハリが外れた。「何だったのだろう・・・」魚がいたことにびっくりした。するとその15分後、さらに驚くことに、表層に突如として20匹ほどのアイゴの群れが登場した。数匹だが、アジや木っ端グレもいる。「どこから、来た?」この時間帯から、状況が変わったことがとても興味深かった。「こんなことあるんや。」と思った。表層が変わると底も変わった。餌のコーンやサナギを触る魚が現れた。そして、12時40分、コーンの3粒掛けに当日3回目のあわせられるアタリ。かかった。しかし、残念ながらまたもやハリ外れ。手応えからはおそらく、小チヌかチャリコのように感じた。もしかしてここから時合いかと思ったが、それ以後は引き込むアタリはでない。ただ表層には外道が見えるので、可能性はあると思った。今から徐々に活性が上がっても時間的に厳しいとも思った。「この状況が9時くらいなら楽しめたのに。」
しかし、13時半、心置きなくやめる気になった。再び、表層の外道が消えた。「だめやな・・・。」14時、船頭さんに来てもらい、陸に上がった。当日は一文字やカセに8名ほど釣り人がおられたが、釣れていなかった。釣りは難しい。もうちょっと簡単に釣れる日にあたりたいと思った。ただ、思い返してみると、当日は3回チャンスがあった。冬場の釣りのような集中力を持って、すべてかけられる釣りをしたい。
釣果:恐るべし大丹生