1月18日(日)    吉田(晴れ時々曇り)

 初釣りは半年ぶりにS君と行くことになった。団子釣りを今度はしようと考えていたが、結局また牡蠣の時期になってしまった。場所はS君がかかり釣りにおける人生最初の1投で47㎝を釣った吉田だった。この経験はS君がかかり釣りを甘く見ることにつながったが、その後は2連続完封されて洗礼を受けていたので、今回は釣ってもらいたかった。また、自分自身も吉田で大連敗中だったので釣りたかった。当日は風が強い予報だったが、船頭さんが一番湾奥の島寄りの筏に乗せてくれたので、終日余り風を気にせずに釣りができた。出船は8時で釣り開始は8時半頃だった。フグなどの外道が結構激しいと聞いていたが、それほどでも無く、適当にチャリコやフグが釣れて雰囲気的には釣れそうだった。期待を込めて、ペースよく牡蠣で打ち返した。釣れそうで釣れない時間を過ごしていると、9時半過ぎに釣り人を乗せた渡船が走っているのが見えた。「うん?!」、ハッキリとは顔は見えないが見覚えのある防寒着だった。するとその釣り人がこちらに手を振った。私も「久しぶりー!」と声をかけた。ナガさんだった。会うのはおそらく数年ぶりのような気がしたが、すぐに時間がもどっていく。「ナガさんにしては早い登場やな。土曜の方が遙かに天気良かったのに今日来たんや。」自分たちもそうなのだが、その結果会えた。何か笑ってしまった。

 その後も外道あたりは適当にあり、魚の活性はある。ただ、チヌらしきあたりは一切でない。そうこうしているうちに時刻は昼を回った。この頃になると時合いが来てチヌが連発するとは思えなくなっていた。チヌの魚影の薄さを感じていた。もちろん、突然の一撃の可能性は感じたので、集中して釣り続けた。しかし、努力の甲斐なく、結局15時半納竿した。残った牡蠣をお土産に迎えの船に乗り込んだ。陸に上がってしばらくするとナガさんが上がってきたので、桟橋まで迎えに行った。ナガさんは40㎝弱のチヌを1枚釣っていたが、やはり厳しかったそうだ。ナガさんの荷物を車まで運ぶのを手伝ったとき、ナガさんのクーラーに貼ってある黒逢会のステッカーが目に入った。懐かしかった。私も2年ほど前まではクーラーに同じステッカーを貼っていた。でも、今は新しいクーラーになり、ステッカーはない。

 ナガさんと別れて、16時半頃帰路についた。S君に黒逢会やその他の釣り仲間の話をした。今のSNSは悪意や偏見にあふれている。人間の負の面がすぐに飛び込んでくる。でも、私の釣り仲間はそんなSNSで知り合った。一足飛びではなく、何回も釣りの話をしながら出来た関係だった。信頼がその根底にある関係だった。時が過ぎ、今も釣りを続けている仲間は少なくなった。黒逢会の活動もなくなって久しい。でも、また20年前につくったステッカーを探して貼ってみる。私は黒逢会の名前と思い出が好きだから。

   

釣果:釣りは魚より人