今シーズンの初釣りに友人の小泉氏と行く。天気は最高である。京都を５時に出発し、いつもの大丹生西田渡船には７時過ぎに到着した。団子は高橋釣り具の赤土（中）、ボケ３０匹、オキアミ小ブロック（３５０円）。真面目な筏釣り師からは邪道と言われるかもしれないが、冬場に団子を握る根性が無い私はこの時期、長竿でのウキ釣りで、チヌを狙うことにしている。

　仕掛けは磯竿１号、棒ウキ（１．５号負荷）、道糸３号、ハリス１．７号１ヒロ半、チヌバリ３号です。

　７時半頃より釣りを開始する。ボケはあたりなくとられる。たまにフグやチャリコが釣れる。９時頃、小泉氏の竿が突然曲がった。３０�pを無事ゲット。この時期のチヌとしては小型だが、このサイズなら群でいると思い二人で集中して釣るが、その後はフグに悩まされる。ボケはもったいないので、オキアミを中心に釣る。
　
１０時頃、それまでとられていたオキアミが残ったので、エサを小ボケにかえる。しばらくしてウキが沈んだ。早合わせは禁物なので、我慢していると竿にのってきた。久ぶりの長竿でのやり取りなので、緊張した。結構な大物と思ったが３８�pであった。しかし冬の釣りはボーズ覚悟なので、とてもうれしかった。その後、１１時頃小泉氏が同型を釣った。後から考えるとこの時が唯一の時合いだったと思う。私にもこの間、１．２回当たりがあったがのせられなかった。もっと集中して確実にこれを掛けなければ釣果は伸びないと反省した。

　昼からはぽかぽか陽気だったが、エサもとられなくなり、たまに釣れる物と言えば、ハゼやヒトデなど、どうしようもない物ばかりであった。２時頃からは風や波がでてきた。そこで、エサを安定させ、食いが渋いチヌに食べてもらうため、おもいきってはわせを長くとり、エサのオキアミも頭と尻尾をとった。すると２投目ぐらいにウキがスーと入った。根がかりではない。突然の当たりだったので、ビックリしたが、楽しみながら３０�pを釣り上げた。時合いだと思ったが、その後二人のウキが沈むことはなかった。４時半納竿。衝突事故のような釣れ方であったが、３８�pの腹には団子に混ぜてあるサナギが、３０�pにはオキアミがいっぱい入っていたので、撒き餌に寄ってきたことは確かだが、数が少なかったのか当たりは少なかった。もっとも釣れない一番の原因は下手なのだと思うが・・・。しかし初釣りとしては天気もよく満足の１日だった。

釣果：チヌ２枚（３８・３０）