3月25日(月)  上佐波賀(晴れ)  中潮

 単独釣行。勿論、上佐波賀へ。今回は団子を使わないで釣るつもりで、餌等を用意した。団子に関しては 以前より、抱いていた疑問がある。それは「冬場のチヌは団子を嫌がる」のではないかということである。これは、長浜の渡船屋さんや何人かの釣り師から聞いたことがあったが、今だに私の中で解決されていない疑問である。これを解決するのが、今回の釣行の目的の一つでもあった。
 
 餌はボケ・オキアミ・カキ。まき餌は冷凍アケミを用意した。(その他、現地でイガイをとって、つぶしてまいた。実は団子も小を買ってしまった。)

 6時半に現地に着いた。真中の列に乗るつもりだったが、先客の釣り師が5名(後から来た2名も)がみんな真中の列にのっているのをみて、つい天邪鬼な心が起こってきた。渡船屋さんも、24番を薦めたので一人岸近くの列にあがってしまった。これがまず第一の大きな誤りだった。今、思い出しても悲しい選択であった。結果を先に書いてしまうと、私の竿先(今回は短竿)は5時まで全く変化しなかった。(まじめにがんばったのに・・・)
 
 私より後から来た釣り人は、斜め後方の17番(?・・・真中の列)に乗り、まずイガイを大量にとり、筏上でバキバキ踏みつぶし、それをまとめて落とした。あとはじっと竿をにらんで、午前中に2枚あげた。場所負けと思った。情けなかった。真中の列にのった釣り師7名のうち少なくとも3名は釣っていた。竿頭は10番(?)の釣り師の5枚(年無し1枚)。
 
 情けない釣行であったが、私にとっては一つ大きな収穫もあった。それは私の真後ろ(13番・・・?)の釣り師の釣り方を見たことだ。その人は朝一に2枚釣ったのだが、落とし込み用(?)の4メートルほどの竿で筏際をさぐっていた。私が驚いたのは、竿というより餌さがアオイソメだったことだ。イソメをチヌが食うということは聞くが、私はどうしてもカレイの餌さという固定概念を超えられなかった。カキ殻にはカニやイソメがついているのだから、チヌにとっては食いなれた餌さなのに私は今まで使えなかった。「食いの渋い冬場は柔らかい餌さ」という思い込みから、ボケが一番有効と確信していた。勿論ボケは有効な餌さではあるが、ボケやオキアミを食わない時でも、逆にイソメは有効かもしれない。さらに竿頭の釣り師は直下とぶっこみの2本竿であったが、中心はエビまき釣り(エビは上まき・3杯)であった。よく動く餌さが今日はよかったということであろう。時間帯や気候・釣り場などで工夫することが大切だ。冬場の舞鶴はエビまき釣りをする人は多いが、私の釣りの選択肢に入れようと思う。何でも持って行けばよいのかもしれないが、餌さ代は3500円までにしているので、その中で工夫しようと思う。
 
 団子に関しても、今日、いろいろな釣り師に会えて「チヌは嫌がることもないが、興味を持たない」と思うようになった。イガイをまくのも多分それほど効果はないと思う。
 
 今回は場所も餌さも失敗した。釣れるはずなし。しかし、今は今日考えたことを早く実践したい。次は必ず釣れる気がする(のーてんきでしょ)。でも4月は久美浜だし・・・。来年かな実践は・・・。

釣果:ボーズ(連敗更新中)