７月５日（火）　　　　大丹生　（曇り）　　中潮

　２日の土曜日、がじろうさんより長浜爆釣の報を受け、迷ったが大丹生に行くことにした。午前２時半に自宅を出発し、一路大丹生へ。途中黒鯛釣具店で、団子（中）、シラサ１杯、丸貝、氷、さらに高橋釣具店にてサナギ、オキアミを購入した。合計４１００円。大丹生には４時２０分頃到着した。がじろうさんはもう到着していた。前日の雨もあがり、釣り師の予想する限りでは、最高の条件に思えた。おじさんをさっそく起こして、４時半には出船した。

　小団子を５個投入し、第１投はサナギハリス団子。穂先を見つめると、何とアタリがでた。「えーーー、がじろうさん、あったてるで！」慎重に見つめるが、あわせられるアタリはでなかった。上げてみるとサナギがない。７割ぐらいチヌがいることを確信する。しばらくするとがじろうさんも丸貝をとられる。その直後、私の丸貝ハリス団子が突き刺さった。「うぉ！」はずしてしまった。はずしたのは残念だったが、確実にチヌが朝一からいる。がじろうさんと笑った。「やっと、いい条件に巡り会えた！今日はいけるよ。」５時半、がじろうさんが丸貝でかけた。チヌだ。しかし、残念ながら、途中で針はずれ。「おるで、おるでチヌが。」その後３０分ほど、それらしきアタリがあったが、なんと６時頃から気配が消えてしまった。「あれ〜、なぜ？・・・・」しかし、がじろうさんの捨て竿の丸貝はとられる。まだ、そばにはいるようだ。７時２０分、またもやがじろうさんがかけた。チヌＧＥＴ！３０�p弱だが、チヌはいる。しかし、その後は二人ともアタリがなくなってしまった。「いい条件だと思ったのにな〜。どこ行ってしまったんやろ・・・。」

　それから延々とチヌアタリのない時間が過ぎていった。１２時半頃、シラサで２０�p強の良型チャリコが入れ食い。鮮明なアタリで、退屈しのぎにはよいが、今日は爆釣の予定で来たので、ちょっとむなしい。朝に時合いがあったので、きっと昼からもあると信じて二人でがんばった。１時２０分、突然がじろうさんの竿が曲がった。「チヌだ！」上がってきたのは３０�p強のよく肥えたチヌだった。「よっしゃ！きたで。」気合いを再び入れる。おそらくこのチヌは先遣隊。後１時間もすれば、本隊が到着して入れ食い。そうなると信じてやったが、本隊は待てども、待てども到着しなかった。「あかん・・・」

　４時半過ぎ団子が切れた。丸貝の落とし込みで釣り続ける。それから１時間以上落とし込みを続けたが、アタリはない。団子が切れてからも、長い時間落とし込み続ける釣りは、あまりしないので流石に集中力が切れてきた。６時頃、がじろうさんが丸貝にアタリがあると、教えてくれたが単発らしい。私はもう全く釣れる気がしなくなっていた。６時３０分、あきらめておじさんに迎えの電話をした。そして最後の１投と思って、オキアミ２匹掛けで落とし込んだ。途中、糸が絡んでほどいている間にアタリ。巻き上げるとそこにはアジが。「もうだめ。やめよ。」針を切ろうとした瞬間、おじさん来るまで餌を入れておこうと気が変わり、丸貝にゴム張りガン玉１．５号をつけて投げ込んで、片付け開始。着底直後コッとあたった気はしたが、この日は一日中、丸貝をさわる外道がいたので、片付けを続けた。次の瞬間、丸貝にアタリ。そんなに大きなアタリではなかったが、今までのアタリを違った気がしてあわせる。「かかったーーー！」おじさんが筏に向かってくるなか、巻いた。あまりのことに横でがじろうさんが大笑いしていた。「チヌ、ＧＥＴ−−−。」気分爽快。釣り始めてから１４時間目のチヌだった。おじさん到着。納竿した。

　がじろうさんも私もチヌの顔は見られたが、本当はこんな予定ではなかった。まあ釣りとはこういうもの。今度は二人でもっとよい日に当たりたいものだ。舞鶴もいよいよ始動したようだし、夏がんばって出撃しようと思う。大丹生には近いうちにリベンジに来たい。

釣果：１枚（３１�p）