7月29日(金) 大丹生 (晴れ時々曇り) 小潮
7月25日の朝、布団を上げ終わり、ちょっと前屈みになったとき、ピキと腰のアタリに電気が走った。「なんや?・・・」腰を動かそうとする。激痛。立っているのが精一杯の状態になってしまった。「これが、いわゆるぎっくり腰というやつか。自分には関係ないと思ってたのに。情けない・・・。」とりあえず仕事に行った。「歩けなくなる場合もあるらしいから、なんとか歩けるだけましか。でも、しんどい。痛い。もう一回あの電気が走ったら、立てないだろうな。」夕方、同僚に紹介してもらった整骨院に行った。教祖様みたいな医者で、質問した患者が説教されていた。私もつい「次はいつ来たらいいですか。」と質問してしまうと、「今話してる途中です。」と一気に不機嫌にさせてしまった。翌26日は寝たきりだった。しかし、若干ずつであるが回復しているように思えたので、29日釣りに行くことにした。
こんな状態なので、行き先は大丹生にした。途中黒鯛釣具店に寄った。車から降りるのも腰が痛くて一苦労した。餌は団子(中)、丸貝2袋、シラサ半杯、サナギ(シラサとサナギは高橋釣り具)、氷、合計4100円。団子は車まで運んでもらった。大丹生には4時20分頃到着した。荷物をやっとの思いで運んで、5時前に出船。乗った筏は前回と同じ筏。期待を込めて、まずは丸貝の落とし込みから始めた。全然反応はない。「今日は無理か。前回みたいな状況はそうそうないわな。」5時半、半ばあきらめていたが、大きく上に誘ってみた。ゆっくりと落とす。すると着底直後見事に押さえた。「よし。うぉ、かかった。結構強いぞ。良型や。朝から今日もうまくいったぞ。絶対あげな。」何度か、筏下に入られかけるが、運良くロープに絡まなかった。上がってきたのは、一目で40オーバーとわかる良型だった。「もう1枚いくでー。」しかし、アタリはでない。典型的なモーニングパターンのようだった。
6時、迷うことなく団子投入。サナギや丸貝のハリス団子。丸貝の落とし込みで攻める。団子には反応がある。団子に当たってくるとハリス団子は、アタリをとりにくい。しかし刺し餌は無傷。おそらくコノシロかボラがいる。団子がきれた後、餌をさわるのはフグやヒイラギだろう。魚の活性は高いがチヌの気配は感じない。シラサでやるとすぐハタなどがかかる。シラサは外道の状況を知るにはいいが、チヌの餌としてはいらないと感じた。次回はサナギと丸貝とボケ(?)とイガイかな。チヌが釣れそうな雰囲気はないが、そのうちと思ってがんばる。1枚目が釣れて2時間が経過した。サナギハリス団子投入。団子にしばらく反応があったが、そのうち餌が団子から離れると反応はなくなった。しばらく放置した。1分ほど経過したころ、いままでなかった明確にサナギを突っつくあたりのあと、クッと穂先が曲がった。「かかった!おーいい引き。チヌに間違いない。」今度も30p後半のいいチヌだった。時刻は7時50分頃だった。「突然やな〜。びっくりした。もしかして、これから時合いに突入かも。」8時10分頃、微妙なアタリをかけた。結構引く。しかし、途中から軽くなった。「あれ〜?」コノシロの腹掛かりだった。よく分からないが、このコノシロを釣り上げてしばらくすると、団子アタリはなくなって、時合い突入どころか、全く退屈な状態になってしまった。
腰は2時間が限界だったので、そのたびに横になって伸ばした。天気予報は曇りだったが、晴れている。暑い。暑すぎる。夏は曇りか雨の日に行くべきだ。でも、きっと時合いが来ると思ってがんばった。12時半から2時までは恵みの雨。小雨だったのですぐに晴れてしまったが、助かった。3時頃、防波堤の釣り人がチヌを上げた。こっちにも時合いが来るかと思ったが、夕方が近づくにつれ、状況は悪化し、最後は何もいなくなった。6時前に納竿した。「結果的には2枚釣れたし、OKなんだけど昼からがな〜。あんなに暑い中がんばったのは何やったんかと思ってしまう。チヌはどこに行ってしまうのか?ウキ釣りで釣れたということは浮いているのか?毎度のことながら、よく分からない。まあ、これが自然相手ということか。」
腰が痛かったため、昼寝は結構したし、早めに切り上げた。まだ、元気を残して家路についた。明るい内に舞鶴市内を通過した。「夏やな〜。もうすぐ各地で花火とかやるんやろな〜。北部の町の夏の夕暮れは、なんか懐かしい感じがする。一度、のんびりブラブラ歩いてみたい。・・・でも、釣りに来るときは晴れはあかん。もう体が持たない。次はどこいこかな〜。でもその前に腰なおさな。ぎっくりは怖い怪我だ。情けないが気をつけないと。」
釣果:2枚(43・37p)