8月8日(月) 千歳 (晴れ) 大潮
釣行を予定していた前日、吉田に釣行したトシさんより連絡をもらった。筏やアタリ餌など貴重な情報だった。吉田のチヌに大きく近づいた。しかし、予定では千歳に行くつもりだったので、とりあえず電話して状況を聞いてみようと思った。「土曜日9枚、日曜日10枚!」日曜日の10枚は40オーバーが3枚でほとんどが30p台らしい。筏は2号で、空いているとのことだった。2日も連続して釣れると、逆に釣れないかもと少し迷ったが、千歳に行くことにした。
当日は気合いが入った。途中、団子(中)、丸貝1キロ、サナギ、ボケ10匹、氷を購入。合計3900円。現地には4時過ぎに到着した。4時半になってもまだ暗かったが、井上渡船のおじさんが来られた。私が4時半に乗せて欲しいと頼んだからだ。4時半頃が夜明けと思って頼んだのだが、申し訳ないことをした。5時でよかった。暗い中、出船して筏に乗った。乗ったはいいが、暗くてなかなか準備ができず、結局釣り始めたのは5時前だった。「さあ、釣るぞー!」丸貝を落とし込む。「ズコーーーン!」を期待したが反応なし。前日のアタリ餌のサナギを落とし込む。反応なし。ボケはさすがに外道の餌食。しばらく落とし込みを続けるも気配はない。さらに、千歳は深いため、たぐり上げた糸が大量にあるうえ、風が結構吹いていたため絡みかける。落とし込むのも時間がかかる。結局。落とし込みは30分ぐらいであきらめ、団子釣りに切り替えた。「いかんな〜。昨日までの状況なら朝一からいてもおかしくないのに・・・。昨日は10枚釣れたらしいが、バラシも多かったそうだ。場荒れしたかも。」
うんともすんとも言わない状況が続いた。8時半頃、3号筏に常連さんが来られた。もし、3号で釣れたら場所が荒れてしまったことになるが、釣れなかったら潮が悪いということになる。どっちにしても悲しいけど。そして、時間が経過していった。結論的に言うと潮が悪いようだった。お互い、打つ手がないのもあって、3号の常連さんと時々話した。船頭さんもそう言っていたが、アタリは非常に小さく、外道のようなアタリにチヌが混じるといった状況が続いているようだ。餌はサナギ、丸貝らしい。昨日の釣り人は半貝でも釣ったそうだ。当日の状況から考えると、シラサでも釣りになる餌取りだったが(ただし、中層にはサンバソウ、グレ、カワハギの子どもが多くいた)、シラサはいまいちらしい。
11時45分頃、常連さんが40p弱ぐらいのチヌを釣られた。もしかして時合いかと思ったが、状況は変わらなかった。5時に常連さんは帰られ、諦めきれない私は6時半までがんばったが、竿を曲げたのはコノシロのスレが3回だけだった。アタリは1度もなかった。終わったときは言葉もでないほど憔悴した。しかし、車に乗った時はくやしくて、すぐにでも行きたい気持ちになった。
今回は場所の選択ミスだった。せっかくトシさんが電話で情報をくれたのに、千歳の釣果に釣られたことがいけなかった。大きいのをたくさん釣りたいという欲が判断を狂わせたと思う。毎年前半はなかなか釣果を上げられない。特に今年はダメ。釣れたとか釣れないぐらいの情報だけで釣るには流れが悪すぎる。多少なりとも知った釣り場に行かないと勝負にならない気がする。でも、今回千歳が風に弱いこと、深い釣り場であることを再認識できた。ボウズを無にしないよう前向きに得たことを吸収していきたい。大丹生でそれなりの釣りができるようになるまで、どれほどボウズをくらったかを思い出して、一つ一つの釣り場になれていきたいと思う。次の出撃は17日か18日あたりを考えている。こうやって釣行記をかける気力のあるうちに、もう少しうまくなりたいものだ。
釣果:次回はあせらず、一日平常心で釣り続ける。