9月26日(月)    白杉 (晴れ時々曇り)  小潮

 やっと一竿さんと都合があい、釣りに行けることとなった。4時に黒鯛釣り具で待ち合わせをし、3時15分に自宅を出発した。縦貫道の入り口付近で時間を誤ったことに気がついた。4時と約束したら、せめて10分前、最低でも5分前に着くのが社会人の常識。「高橋までは1時間やけど、黒鯛は何分やったけ?4時につかへんかも。」結局、黒鯛に到着したのは4時ジャスト。当然一竿さんは来られていた。挨拶を交わした。とっても気さくな方だった。初対面なのだが、以前より掲示板やメールのやり取りはあったので、昔から知っているような気がした。ネットの力か。餌は団子(大)、丸貝、サナギ、氷、合計3850円。釣り場に向けて出発した。今回は一竿さんが舞鶴に来てくれるとあって、できるだけよい条件の釣り場を探した。しかし、どの釣り場の釣果もぱっとせず、30p前後だが、毎日釣れている白杉の山弘渡船にお世話になることにした。

 5時半に、我々2人と3人組の釣り人を乗せて出船。降りた筏は奧の筏。山弘渡船の筏は2基しかない。さっそく釣りを開始した。大丹生同様、餌取りはいっぱいいる。サンバソウとカワハギだ。特に今年はサンバソウが大発生しているらしい。朝一より、魚の活性は高い。サナギは全くもたないので、早々に丸貝勝負にする。丸貝ですら餌取りにやられたが、その中にチヌあたりもあったように感じながら釣り続けた。一竿さんもチヌの気配を感じられている様子で、とにかく1枚釣ってチヌがいることを確信しようと話しながら釣り続けた。最初にそれを確認したのはやはり一竿さんであった。竿の曲がりからして40前後の良型のように見えたが、残念ながら針がはずれた。一竿さんは三重でも、日本海でも釣り場や状況に応じた釣りをされる。7時40分頃のことだった。その後もチヌの気配は濃厚だった。ボラも早々に登場。絶対釣れる状態だった。8時30分。とうとう丸貝で掛けた。25pの小型だがチヌゲット。9時に一竿さんも同型を釣られた。しかし、その後、他の魚の活性は高いのだが、チヌの気配がなくなってきた。どう考えても、状況は悪くない。団子をボラが割るところまではいいのだが、さわってくるのは餌取り、餌取りそして餌取り・・・。おそらくもっとも強力な餌取りはサンバソウ。チヌアタリのでないなか、10時に一竿さんが2枚目ゲット。しかしその後もチヌの活性はあがらない。「なぜ、これほどの条件でチヌが釣れないのか・・・?チヌの数が少ないとしか考えられない。チヌよ、何処へ。」13時、久しぶりにサナギハリス団子投入。餌取りのようなアタリをあわせてみると手応えが・・・。「おおおー、チヌや。」2枚目ゲット。だが、これも単発だった。サナギハリス団子はその後は全く歯が立たなかった。

 結局、納竿の6時まで、釣れそうで釣れない状況が改善されることはなかった。朝の感じだといけそうだったので、なおのこと残念だった。三重県では爆釣モードに突入している釣り場もあるなか、わざわざ不調の舞鶴湾に来てくれた一竿さんとよい釣果をあげたかったのに・・・。しかしこれが今の舞鶴湾の状況かもしれない。いつもならどっと疲れる釣りだったかもしれないが、一竿さんと会話しながらの釣りだったので、時間も早く過ぎ、とても楽しかった。陸に上がるとがじろうさんが待っていてくれた。ほっとするがじろうさんの笑顔だった。3人でしばらく話した後、18時30分舞鶴を後にした。釣りはうまいし、楽しく釣りをされる一竿さんには、雪山を見ながら釣りをするちょっと変な舞鶴釣り師の仲間に入ってもらいたいと思った。無理強いはできませんが、待ってますよ!

釣果:2枚(26・25p)