9月25日(月) 長浜(晴) 中潮
今回はがじろうさんと行くことは決定していたが、場所は直前まで迷った。最終的にはがじろうさんの決断で長浜に行くことになった。当日は3時半前に自宅を出発し、途中、団子(中)、丸貝、サナギ、シラサ1杯を購入。合計4000円。途中、デジカメを持ってくることを忘れたことに気づいた。カメラを忘れた時は、よくボウズを食らうが、連敗続きなので気にならなかった。長浜には5時過ぎに到着。出船までがじろうさんと話して過ごした。
5時半出船。乗る場所も当然がじろうさん任せ。雁又かなと思ったが、カセ前の大きな筏に乗った。「さあ、釣り開始。」まずは丸貝の落とし込みから始めた。今回はじっくりやるつもりだった。あせりも気負いもなかった。丸貝を落とし込んでは、上に誘う。しばらくして回収。また落とし込む。その作業を淡々とやった。30分ほど経過した6時15分頃、普通の丸貝から500円玉より一回り大きな丸貝に代えて落とし込むと、初めて穂先に変化がでた。若干テンションがかかった状態で、チッチッチとした極小アタリがでた。大きな丸貝だったので、チヌの可能性が高いと思ったが、あわせどころのないアタリだったので見送った。上げてみると丸貝がなかった。「やっぱりチヌか。ずいぶん小さなアタリやな。よし、学習したで。」次も同じくらいの丸貝を落とし込む。1分経ってもアタリがない。上に1メートル誘った。そして1分がまた経過したとき、穂先に重みが少しのり、ほんの少し押さえた。竿を構える。一呼吸して、更に少し押さえた。小さなアタリだが、先ほどの例もあるので、思い切ってあわせた。「かかった!おお、おおおおおーーーーーーー!強い。デカイぞ、これは。」走りを止めて、多少巻くとまた突っ込む。突っ込まれると糸を出さざるを得ない引きだ。「ひえ〜、また1発目の大物かよ・・・。」超高確率で1枚目はばらしている。ましては大物は100パーセントに近い。いつばれるかという思いがどんどん強くなる。悪いイメージしか浮かんでこない。その時がじろうさんが、「前に走ってるから、とれますよ!」と言ってくれて、冷静に戻れた。やりとりはその後も続き、4,5回は強烈な突っ込みを見せ、その度に糸が引き出される。「年無しですよ!」とがじろうさんの声が聞こえる。「針、はずれんといて。」祈るような気持ちで巻いた。
(釣れたときは、大笑いしてるものですね)
そして、とうとう魚体が見えた。「でかいーー。巨チヌや。もう後少し。」タモ入れ。浮かせる前にすくいにかかるが、チヌは反転してタモをかわされた。「やばいーーー。」突っ込みを見せたが、持ちこたえた。もう一度、タモ入れ。でかくてうまくすくえない。「よっしゃ、入った!!!」一気に脱力した。「やった・・・、やった。」55pはありそうだったが、メジャーをあてるとそこまではない。でも立派な年無し。6連敗もふっとんだ。がじろうさんも、とっても喜んでくれた。魚が前に走らなかったらとれなかったと思う。運もあった。時間は6時20分だったが、満足した。
その後、2匹目のドジョウを狙うがアタリはないので、7時過ぎより団子投入。団子を投入すると、すぐにコノシロが寄ってきた。底にも1投目からボラが集結。魚の活性はすこぶる高く感じた。しかし、団子には猛烈なアタックがあるが、丸貝やサナギへのアタリは皆無。そのうちチヌも寄ってくるはずと思い、打ち返すが元気なのはボラだけ。シラサを落とし込むと、ほぼ100パーセントで極小チャリコ。チャリコ以外の外道としては、ヒイラギ、ハオコゼ、ゴンズイ、カワハギ、フグが釣れたが、どれも数は多くなさそうだ。チヌさえよってくれば、シラサやオキアミでも釣れる状況にはあったが、アタリはでない。10時頃、フワフワとしたアタリがでた。これもほんの一瞬感じただけだったが、見事に丸貝が食いちぎられたいた。チヌがいることは確かだが、数が少ないのかその後アタリはでない。11時、がじろうさんがかけた。上がってきたのは35pのチヌだった。「やっぱりいるんや。」がじろうさんはこういう厳しい状況の中でも、何とかしていつもアタリを拾って釣られる。しかし、その後は2人ともアタリはない。3時に一度丸貝が潰されたが、アタリはわからなかった。そして、あえなく17時納竿となった。ボラは最後まで活動を続けていた。「これなら、団子なしの方がよかったかも・・・。」
当日であるが、私たち以外にも5名ほど釣り人がおられたが、真ん中のカセで7時頃、40オーバーが1枚上がっただけであった。潮が悪いというよりも、チヌが筏周辺に少ない気がした。しかし、なのはともあれ、私自身としては大満足の結果だった。連敗で勘もさえてないなか、なんとかがじろうさんの釣り場、釣り筏の的確な選択のおかげで、釣ることができた。17時半、気分良く家路についた。「次回も釣れたらいいな。」
釣果:1枚(53.5p)