5月12日(土) 白杉(晴れ) 若潮
筏釣りには厳しい時期だが、一昨年、昨年とこの時期にもチヌの顔を見れた山弘渡船さんに行くことにした。当日は午前2時半に出発、途中黒鯛釣り具店で、団子(小)、ボケ30、オキアミ1パック、サナギ、丸貝小袋2を購入。合計4000円。現地には4時半に到着。おじさんが出てこられ、他の釣り人3人とともに、5時に出船した。私ともう一人の釣り人が1号筏に降り、他の2人は2号に行かれた。
朝はいつものことだが、ワクワクする。まずはボケを落とし込む。微細な当たりでなくなる。6時15分頃までの1時間ほど、場所も変えながらボケやオキアミなどを落とし込むが、外道にとられるので、諦めて団子釣りを始めた。ボケやオキアミは瞬時になくなるというほどではないが、フグやハゼ、ハオコゼ等にとられるので、サナギや丸貝を中心に釣った。8時頃よりサナギハリス団子に反応があるが、サナギは無傷。ウグイがいるようだった。8時半、同じくサナギハリス団子に微細な当たり。あわせどころがなかったので、しばらくして回収すると初めてサナギがかじられていた。切り口からするとチヌではないような気がしたが、よい傾向のように思った。次ぎもサナギハリス団子。団子が切れてしばらくしても反応がなかったので、上にゆっくり誘って落とし込むと着底後すぐ、クイッと穂先が入った。あわせは失敗。軽い当たりだったが、のせられる当たりだった。その後も何度かサナギで誘うが当たりはでない。落ち込みでの釣りなら、イガイもよいかもしれないと考え、団子は止めて、イガイをパラパラ撒きながらの釣りを今度はすることにした。9時半頃、小型のイガイを上に誘ってとめて落とし込みに入ろうと思った瞬間、カツンという強い一撃で餌をとられた。誘い上げで、当たると思っていなかったので、またもあわせに失敗。しかし、チヌのように感じた。チヌがそばにいるかもしれないと考え、その後も集中して、いろんな餌で誘ってみるが当たりはでない。10時半頃、中層でオキアミハリス小団子に落ち込み途中で当たり。魚がかかり一瞬期待したが、上がってきたのは30pほどのウグイだった。
11時半、がじろうさん登場。がじろうさんは最近釣行機会が減っているが、今日は私に付き合って仕事の後、来てくれた。がじろうさんといろいろ話しながらしばらく釣っていたが、1時頃から風が強くなって肌寒くなってきた。更に外道で釣りにくかったのだが、外道もいなくなってきた。大きな魚が寄ってきたのかと一瞬期待したが、どうも底潮の温度が下がったようだ。ボケが冷たい。2時になるとボケは全くとられず、いつまでもついている。おそらく底では、ボケとハオコゼの気の長い勝負が展開されているようだった。状況が好転するとは思えなかったので、納竿は5時だったが4時10分納竿とした。運転している山弘のおじさんの後ろで、船に立って乗っていると風が気持ちよかった。
陸に上がると海上の風が嘘のように穏やかだった。のどかな風景。こんな日はもう少し、違う一日の使い方があってもよいのかも。今の時期の筏は不毛とまでは言わないが、全く厳しい。以前はこの時期は甲ヶ崎でセイゴ釣りをしていた。私は泳ぎには自信がないので、磯はダメだがウキ釣りは好きだ。乗っ込み期に遠投すれば岸際の乗っ込みチヌをねらえる筏はないかな・・・。最近は筏に乗ると意外にあっさり撤退するが、家でああだこうだと考えるのは好きである。黒鯛釣り具のHPを見ていると乗っ込みチヌが釣れ盛っている。まだしばらくは筏は厳しいかもしれない。次回は産卵が終わり、岸から離れていくチヌを長竿で狙い撃ちというコンセプトでいきたい。
風気味なのをおしてきてくれたがじろうさんと4時半に別れて帰路についた。青井も吉田も夕方の好時合いに人がいなかった。これならどこで長竿振り回しても迷惑にはならないと思う。チヌがいればの話しだが・・・。
釣果:3連敗。未だ戦意、衰えず!