1月13日(土) 大丹生(雨) 長潮
「最近朝は眠いし、寒くて起きるのがしんどい。明日はゆっくり寝たいな〜。一日中弱雨で最高気温5度か・・・。多少風もある。う〜ん、ぎりぎりの天気や。天気のよくなるのを待つのが得策か・・・。いや待てよ、天気がよいのにこした事はないが、よかったのは天気だけってなる事多いし。いい釣りするときって、多少天気悪い事が多い気がする。・・・そうや、天気悪い方がきっと釣れる!行くぞ、やっぱり。」自己暗示をかけ、出撃する事を決めたのは21時頃だった。
当日は5時45分に起床、そそくさと着替えて出発。黒鯛釣り具店で、シラサ2杯、オキアミ、石ゴカイ500円を購入。合計2500円。ボケは脱皮中だそうだ。亀岡、綾部付近では雨が降っていたが、舞鶴に入ると雨は上がっていた。雲は薄く、風もない。「ラッキー!」大丹生には8時過ぎに到着した。年始めの挨拶を西田のおじさんとかわした。おじさんによると年明けより、防波堤では良型が上がっているそうだが、筏はさっぱりでお客も少ないらしい。「相変わらず、条件悪いな〜。防波堤なかったら、チヌが筏群まではいってくるのに・・・」出船するとすぐに雨が降ってきたので、筏群の真ん中の避難箱付きの筏に乗った。まずは石ゴカイの落とし込みから始める。2投目でアタリ。上がってきたのはチャリコだった。しかし、それ以後はハオコゼにかわった。おじさんにもらった牡蠣を潰して撒きながら釣り続けた。雨は絶え間なく降っている。風は一時強い時もあったがあまりないので、なんとか耐えられる。筏周りを落とし込む。アタリはあるが、外道のアタリだ。
10時半頃、おじさんが大量の牡蠣ゴミと練炭を持ってきてくれた。「これでなんとか寒さもしのげる。」ゴミをバラバラ撒いたり、シラサを底撒きしたりしながら釣り続けた。シラサ5、牡蠣2、オキアミ2、石ゴカイ1ぐらいの割合でつけた。オキアミと前回のスーパーの牡蠣の残りには反応がほとんどなく、シラサや牡蠣の半貝でチャリコ2、ハゼ1、ハオコゼ5,6匹、フグ5,6匹を釣った。天候のせいもあり、集中した釣りとは言えないが、がんばった。15時、私の行動を察知されたマーやんから電話。元気がでた。前回の反省もあり、牡蠣ゴミはバラバラとこまめに撒いていたが、元気がでたついでに路線を変更することにした。大かごに半分くらいはあった牡蠣ゴミを釣り座の背後に一気にぶちまけた。茶色く濁る海。「おーーー・・・。」案の定筏下より生命反応が消えた。「まあ、しゃあないな。魚からしたら東京大空襲みたいなもんやし。勝負は1時間後や。」20分ほどすると、ハオコゼがもどってきた。15時40分、シラサでアイナメが釣れた。撒き餌効果か。アイナメを釣った後は半貝にした。2,3投目だっただろうか、半貝にチクチクしたアタリがでた。外道のアタリと大差なかったので、様子を見る。今までのチクチクアタリは途中で、一旦休んだりするのだが、今度は続いている。4,5秒たったであろうか、突然穂先が突っ込み魚の感触が手にまで伝わってきた。とっさにあわせる。のったがほぼ向こうアワセの状態だった。「手応え十分、チヌや!」向こうアワセはよくはずれるので、二度アワセを入れる。「チヌや、チヌおったんや。大型ではないけど、30p後半はありそうや。あっ・・・・・・・」針がはずれた。「あ〜あ。やってしもた。残念。上げてへんから、わからんけど、チヌに違いない。チヌじゃなかったらアイナメやけど、そうやったら相当巨大やな。チヌにしとこ。チヌが寄ってきたか!でも、ばらしたし終わりやろな・・・。」チヌの顔が見られずがっくりしたことは確かだが、それ以上に始めて牡蠣アタリをあわせた感動の方が大きかった。
厳しいとは思いながらも、その後も半貝を中心に集中して釣った。キス1匹しか針には乗らず、17時20分納竿を迎えてしまった。雨の中、結局最後までやってしまった。当日の大丹生であるが、防波堤近くのカセで40pほどが1枚(餌はサナギ)、防波堤で櫻井渡船の浮き釣りの方が4,5枚釣られていたらしい。「防波堤にはやっぱいるんや。でも、筏にもおったし!・・・アイナメ?」
吉田、大丹生とやっぱり開幕2連敗したが、不思議と悲壮感はなかった。カッパがびしょびしょになるくらい雨に降られたが来てよかったと思った。ちょっとづつ初チヌに近づいている気がする。もう一度牡蠣の半貝で釣りをしたいが、時期と釣り場が限定されているのが問題だ。安く牡蠣が入手できないものか・・・。餌をそろえるのも腕のうち、しかし安く入手できる餌で釣るのも腕か。冬の釣りはいろいろ考えさせるな〜。
釣果:牡蠣でも釣れる気が少ししてきた。