７月８日（日） 大丹生（雨後晴れ）
前回、非常に悔しいバラシがあったので、大丹生にリベンジに行くことにした。がじろうさんも付き合ってくれることになり、気合い十分で釣り場に向かった。途中、黒鯛釣り具店で団子（小）、丸貝、サナギ、オキアミを購入した。黒鯛には銀太郎さんと小林さんがおられ、少しお話しして店を後にした。この後、お二人は吉田で驚異の大爆釣をされた。
大丹生にはまだ暗い、４時過ぎに到着した。風は吹いていたが、逆に涼しく感じた。４時半過ぎ、がじろうさんとともに、出船。乗った筏は前回と同じ筏。リベンジにこだわると経験上よろしくないことが多いが、がじろうさんが同意してくれた。「さあ、いくぞ！」と思うやいなや、雨が降ってきた。そこは気にせず、期待の第１投。餌はイガイ。反応無し。落とし込みを続けるが反応はない。一方、雨はどんどん強くなる。全く反応がないので、６時半、早くも団子投入。状況に変化はない。７時過ぎ合羽浸水。寒くなってきた。７時半、着替えるためにおじさんを呼んだ。最悪の展開に気合いはトーンダウンしていた。着替えていると、おじさんが漁師合羽を貸してくれた。「おーー、いい感じや。」少しやる気を回復して、筏に戻った。しかし、海の状況は相変わらず無反応。「あかんのか・・・。」暇だったので、筏の裏面でイガイを撒いてイガイ釣り。反応はない。大量にイガイをブチ撒いて、団子釣りの合間に時々イガイを落とし込んだ。
全く釣れないまま時間は経過した。ものすごく長く感じた。雨は９時頃に上がったが、風は強く正面から吹き付けた。１１時半頃、がじろうさんの釣り座で泡が沸いてきた。「ほーー、なんか寄ってきたのか。前回も最初のアタリは１２時頃だったし、魚の活性が上がってくるかも。」そう思って穂先に集中するが、こちらには何の変化もない。「うーーん、あかん。」釣り座を離れて、裏面でイガイを落としてみた。出ていく糸をぼーーと見ていた。「ちょっと疲れた・・・。」そろそろ着底するかなと思ってみていると穂先がいきなり突き刺さった。あわせた。「のった。きた！」あわせには自信がなかったので、二度アワセを入れたが、ハリはずれの可能性の高い状態だと思った。願うような気持ちで巻き上げた。「ばれんといて」しばらくのやり取りの後、上がってきたチヌを見て、一瞬あわてた。思ったより大きかった。その瞬間、巻き取りをやめたため、筏下に潜られ、ひやっとしたが、無事がじろうさんがすくってくれた。うれしかった。時刻は１１時５０分、いい時間に釣れた。今日はまだいけると思った。その３０分後、今度はがじろうさんが４０ＵＰをゲット。しかし、魚がたくさんいる雰囲気はない。基本は団子釣りを二人とも続け、時々裏面でイガイで釣った。１３時５０分。がじろうさんがイガイで２枚目ゲット。なんとか、サナギでの１枚を目指して、打ち返すも団子釣りには全く反応がでない。
１６時５０分、がじろうさんがイガイで４０ＵＰ、３枚目。サイズはだんだんよくなっている。イガイ釣りではがじろうさんにかなわないが、団子釣りに見切りをつけてイガイで私も粘ることにした。１７時２０分、がじろうさんは団子釣りに戻られ、私は気配を感じることなく、放置した穂先を見つめていた。「あたらないな～。何があかんのか・・・。ここはポイントじゃないのか。」すると、突然穂先がグゥーーーと曲がっていった。あわてて竿をとってあわせたが、タイミングを完全に逸していたので、ダメだと思ったが、のった。「ラッキー、おおお、いい型だ。うぉ！」やっぱりバレた。あのあわせでは仕方ないとは思ったが、落ち込んだ。「またやってしまった。ここがあかんのやな・・・。あんなすごい当たりやのに。肝心な時に置き竿やし、油断してるし。あかん、ほんまにあかん。」案の定アタリは全くなくなった。１７時４０分、イガイでがじろうさんが４枚目。４０台後半。続いてがじろうさん連発。しかし、これはかかりどころが悪く、たぶんエラにすれてばれてしまった。そして二人してばらして、群れは散ってしまった。１８時１０分、団子釣りをしていた面で、がじろうさんが５枚目をひろって、１８時半納竿とした。
当日であるが、もう一人の釣り人も４０ＵＰを１枚釣られていたので、今日の大丹生は三人ボウズなしだった。吉田とはレベルが違うが、１日楽しむならよい釣り場になってきたかもしれない。私の釣りとしては、リベンジとはほど遠い結果で、さらに情けないバラシもあったが、がじろうさんがよい釣りをしてくれたので、よかったと思った。次こそは、チャンスを確実にものにしていきたい。
釣果：１枚（48㎝）
