7月4日(日)    大丹生(曇り時々雨)

 先週は黒逢杯に参加しようと出発したのだが、綾部インター付近で自爆。無念の不参加となってしまった。そして今週は妻の車での出撃となった。前回使えなかった餌を黒鯛釣り具店で快く預かっていただいたので、餌代はゼロ。雨後の濁りを期待して大丹生に向かった。大丹生には5時頃到着。今にも雨が降りそうな空模様のせいか、防波堤には誰もいない。カセにのることにした。海もよく濁っており、釣れそうな気がする。イガイをとってから、カセにのりこんだ。おじさんによると、先週の日曜日は筏でも小型のチヌが6枚釣れたらしい。防波堤にもチヌがついていてくれることを期待した。

 まずはイガイの落とし込みから始めた。何投かするがアタリないので、イガイの半貝を落とすとすぐにアタリ。あわすと上がってきたのはシマイサキだった。次の半貝は、着底までにとられた。外道の活性はあるようだった。1時間ほどやるがチヌらしきアタリがないので、6時より早々に団子を投入する。7時半ごろになると団子アタリが出始めた。どうもボラのようだ。ボラの活性はどんどん上がり、団子を割ってくれる。理想的な展開のように思えたが、刺し餌のイガイ、丸貝、サナギには1度のアタリもでない。「う〜ん、これでチヌアタリが出たら、楽しい1日になるんやけど。」鱗が2回ほどついてきた後の9時頃、サナギハリス団子のアタリにあわした。団子アタリではないように思えたのであわせたのだが、ガツンという感じではなく、少し流れた後にかかった。こういうかかり方の時はスレが多い。「ボラのスレやな。」強烈な走りを見せる。「ボラやと思うけど、ものすごく強いな。」全然巻けず、ずりずりと糸がでる。そのうちハリスが何かにすれる感触が伝わってきた。さらにハリスを引き出され、きれた。「うーーーん、あれは本当にボラだったのだろうか・・・?ボラにしては強すぎ。」

 ばらしたので、アタリが遠のくかと思ったが、団子アタリは続いた。餌はとられない。表層には小サバ、底にはボラ、フグ、イソベラ、チャリコなど。「外道の活性はあるのに、なぜチヌだけいない・・・。」10時、久しぶりにオキアミをつけて少し重いオモリで落とし込んだ。するとすぐに明確なアタリ。あわすとクンクン頭を振る。「おお、何だ。」どんどん巻き取ると、水面下に見えた。「チヌや!やっぱりいたんか。でもちいさ。」30pほどだった。「このサイズなら、数いるのか?オキアミは食うのか?}同じようにオキアミと投入するが、すぐに外道にやられる。この頃から釣り人が増え始め、筏にも2,3人、防波堤にも7名の釣り人になった。ボラの活性があり、状況もちょっとずつ変化している。いつチヌが連発してもおかしくはなかった。

 12時頃までは同じように外道の高活性が続いたのだが、だんだん活性が落ちていった。ボラアタリも少なくなる。「うーーん。」防波堤のウキ釣り師も誰も釣っていない。どうもチヌの魚影が薄いように感じた。14時になると、いけない雰囲気が漂ってきた。15時頃になると釣り人が上がり始めた。天気も、雨あり、風ありで疲労も蓄積された。17時過ぎ、防波堤の釣り人はみんな帰ってしまった。それでも私は釣り続けた。17時半過ぎより、オキアミによいアタリが再び出始めたが、チヌの確信はない。そしてどんよりした空の下、小雨が降り出すとたまらずおじさんを呼んでしまった。「和田ですけど、迎えにきてください。」

 おじさんによると当日はチヌは上がらなかったそうだ。白杉のマーやんは朝と昼と夕方の時合いで4枚の良型を上げたらしい。「うーん、イガイの季節か。でも、1日はイガイで粘れないし。悩むな・・・。自分にできるのは、団子とイガイの両天秤か。」今回は小型だが1枚上がった。団子に反応する状況もあった。大丹生もそのうち団子釣りで釣れ出すだろう。イガイ釣りと組み合わせながら、各釣り場でよい釣果をだしたいと思う。

釣果:1枚(30.5p)