2月14日(日)    大丹生(晴れ時々曇り)

 がじろうさんが年無しを連発した上佐波賀が気になったが、今回は新年の挨拶もかねて大丹生に行くことにした。当日は少し早めの4時半過ぎに自宅を出発し、黒鯛釣り具店には5時15分頃到着した。シラサ1杯とアオイソメ300円を購入して、大丹生に向かった。ところがしばらく進むと通行止めになっていた。173号線が土砂崩れのため通行止めだということは事前に黒鯛のマスターから聞いていたのだが、迂回路がすぐ見つかると思いきやわからない。工事のおにいさんに聞くと、27号線へ抜けるように言うので、狭い山道に進路をとった。暗いこともあってどこを走っているのか、すぐにわからなくなった。不幸にもカーナビも最近調子が悪く、全く見当がつかない。不安だ。下山という町にしばらくすると出たが、知らない町なので、桃源郷にでも着いたような感覚に陥った。そして、やっとの思いで27号に出たが、朝から疲労した。たぶん、そんな複雑な経路ではなかったと思うが、夜の山道は怖かった。

 余分に時間がかかり、大丹生には7時過ぎに着いた。おじさんに挨拶して出船。おじさんの記憶の範囲では筏ではチヌは上がっていないらしい。そんなことはよくあることなので、気にせず一番岸よりの筏に上がった。まずは牡蠣の落とし込み。着底後しばらくすると小さなアタリがでる。前回の上佐波賀では早合わせをして失敗したので、待つことにした。あわせどころのないアタリが続き、やがて負荷がなくなった。仕掛けを回収するとハリがない。「フグか・・・。」次もフグのアタリ。そして、次も。しばらくはフグのアタリが連続したが、やがて間隔があき始め、アタリはなくなった。シラサもアオイソメもほとんど反応がでない。9時頃、あまりに魚の反応がないので、中層を狙ってみた。上から6、7メートル付近を釣ってみる。すると底では全くアタリがなかったのに、反応がでる。ドキドキしたが、チヌのようではない。しかし、あわせてみなければわからないので、タイミングをはかってあわせた。のったが、軽い。上がってきたのは小型のアイナメだった。「アイナメが浮いているのか?よくはわからないが、外道の居る層にチヌもいるかも。」同じタナを釣る。次もシラサによい反応がでる。「のった!」しかし、あわせた瞬間の手応えはあるのだが、引きは弱い。上がってきたのは25p弱ぐらいのウミタナゴだった。次もシラサで狙うがまたもウミタナゴ。シラサには反応がすごくよいがすべてウミタナゴのようだった。こんなにいるとは予想外だった。再び底を狙う。底ではたまにフグがかじるだけだった。12時をまわった頃からは牡蠣を放置してアタリを待つことにした。13時頃に中型アイナメ。14時には30pほどの産卵後のカレイが釣れた。チヌに近づくことを期待するが、アタリはでない。15時頃、ハリを5号から3号に落として中層を狙うと連チャンでやはりウミタナゴを釣れた。

 時刻は16時をまわった。大丹生では夕方に時合いがくることが多いので期待する。シラサでの中層狙いではなく、牡蠣での底狙いに徹した。アタリはない。防波堤の釣り人の多くも17時過ぎには上がられた。釣れる気はしなかったが、風もなく釣りやすかったので、もしかしてのズボッを夢見て粘った。しかし、結局アタリ無く、日没間際の17時半過ぎに納竿した。陸に上がるとがじろうさんとオッチャンさんが来てくれていた。17時頃には来てくれていたのだが、私が気づかずに、しつこくやって待たしてしまった。その後、20分ほど3人で話した。当日も全くアタリ無く終了したが、最後に釣り仲間といろいろ話せて終われることを、うれしく思った。18時、「次こそは」という思いを胸に帰路についた。当日であるが、防波堤では5,6人の釣り人で1枚釣れていたそうだ。筏では、私の他に2人の方がおられたが、釣果はなかった。しかし外道も多く、牡蠣の引き上げも行われており、チヌが釣れてもよさそうに思えた。筏での釣果、1番乗りを目指したが、昨年末より大丹生で完封負けが続いており、私には無理に思えてきた。次は誰かが釣ったら、大丹生に行こうかと思う。

釣果:刷毛をサツモウと読んで、ひどく恥ずかしかった。