12月19日(日)    上佐波賀(晴)

 疲れと寒さで釣りに行く気力がゼロに近かった。しかし、この先は26日の日曜日まで休みがない。どうしようか迷っていると珍しく妻が、色よい返事をしたので、前日の夜遅く、行くことを決めた。当日は5時に起床して、出かけた。寒いので団子は買わず、オキアミ、丸貝、シラサ、アオイソメを購入し、上に向かった。7時過ぎに到着した。すでに17番に1人、24番に2人の釣り人が渡っていた。私は7時半過ぎに出船し、15番に上がった。いろんな餌を落とし込んでみるが、よいアタリはでない。オキアミとシラサは時々かじられるが、チヌとは思えなかった。餌取りらしいものもほとんどいない静かな海だった。8時半頃より、餌をアオイソメに代えてみる。他の餌に比べ、反応はある。まずはフグ、そしてチャリコ、さらにはアナゴザウルスが釣れた。ただ、チヌが釣れる気はしなかった。

            

 時間の経過とともに霧が晴れて暖かくなってきた。眠い。突然、シラサの餌で穂先が舞い込む想像をするのだが、眠かった。12時過ぎ、15分ほど晴天の元で眠った。すっきりした。13時、24番と1番の釣り人達が上がった。そして私は17番の釣り人とともに14時納竿した。夕方には帰宅せねばなかなかったから。当日は、船頭さんによると4番と17番で1枚上がったらしい。

 そそくさと車に荷物を積み込み、上を後にした。釣りとしては全く物足りないものであった。釣果だけでなく、釣り方も釣り餌もあまり好きではなかった。この時期がどうも自分のスタイルが定まらない。でも、車を走らせるとそんなことはすぐに忘れてしまった。昼間の太陽が降り注ぐ、舞鶴を走っていると、田舎が恋しくなった。田舎を旅行したいと思った。BS放送でやっている「イタリアの小さな村の物語」?だったか、なぜかあの番組に惹きつけられる。外国なら一人でもよいが、国内の思い出の地をまわるときは一人はつまらない。やっぱり話し相手がいる。言葉をかわしたいというより共感できる相手が欲しいと思った。そして、釣りも一人じゃ寂しいなと思った。今年のラストは30日。トシさんと行く予定だ。

           

釣果:筏の下でチヌが待っててくれないと、釣れません